第102回箱根駅伝予選会は18日、東京・立川市で行われる。暑熱対策のため、号砲は例年より約1時間早い午前8時半。関東地区の42校が出場し、1月2、3日の本大会の出場切符つかむ10校はどこか。歴史をつなぐ戦いに挑む注目校を紹介する。
日体大は1949年の第25回大会の初出場から続く78大会連続の本戦出場を目指す。「伝統死守」の重圧もあるが、下級生から経験を重ねてきた3本柱が最終学年となり、まさに「集大成」のシーズンとなる。
チームをけん引するのは、平島龍斗(相洋)、田島駿介(旭野)、山崎丞(中越)の3人だ。
昨年の全日本大学駅伝1区区間賞の平島は、今年2月の日本学生ハーフマラソンで1時間1分2秒の自己新記録をマークすれば、トラックの5000メートルでは5月の関東インカレ6位、6月の日本インカレでは3位。実績は文句なしだ。
田島は今季、中長距離4種目で自己ベストを更新している好調株で、山崎は1年時から箱根路を経験している。
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今年1月の箱根駅伝では山登りの5区を経験した主将の浦上和樹(九州学院)と10区を走った二村昇太朗(仙台育英)の両4年生もバックアップする。
今年1月の箱根駅伝は往路10位と上々の滑り出しだったが、復路の競り合いに敗れ、総合12位。2018年の総合4位以降、シード権から遠ざかっている。
しかし、今季は2大会連続で全日本大学駅伝の本戦に出場を決め、力を着実に高めてきた。
8年ぶりのシード奪還へ、まずは上位通過で波に乗れるか。
予選会は東京・立川市の陸上自衛隊立川駐屯地から国営昭和記念公園までのハーフマラソン(21・0975キロ)のコースで実施。各校最大12人の出走者のうち、上位10人の合計タイムを争われる。本年度から連合チームの編成方法も変更となり、敗退した上位10校(11〜20位)に1枠ずつ、それ以外の大学から予選会の個人上位6人(各校1人)が選出される。
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