「局内でもリリースが流され、そこでは“素手で捕まえないこと”や“絶対に触れることなく総務局や警備に連絡すること”という注意喚起がなされており、大きな話題になっていましたね」
こう話すのは、フジテレビ関係者だ。局内全体に注意を呼び掛ける“ある警告”が発せられたのは今年の8月下旬だったという。
「フジテレビ本社ビル南側の植え込みからセアカゴケグモが発見されたのです。このクモは強い毒性をもつ種として知られており、咬まれると痛みや腫れを引き起こし、重症化すると吐き気や腹痛、頭痛などの全身症状がでるといいます」(前出・フジテレビ関係者)
セアカゴケグモは、‘95年に大阪府内で発見されたオーストラリア原産の“毒グモ”の一種だ。現在でも全国で生息が確認されており、’03年には「日本の侵略的外来種ワースト100」にも選ばれ、‘15年には環境省によって「特定外来生物」にも指定されている。今年10月中にも香川県で男子児童が、福岡県で草刈りをしていた男性が、セアカゴケグモに咬まれる被害が報告されている。
セアカゴケグモは、日当たりが良い場所や暖かい場所を好むという。一般的なスプレー式殺虫剤で駆除可能だそうだが、卵のうが糸で守られていることもあり、その際は殺虫剤をかけたあとに踏みつぶすことが有効なようだ。
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前出のフジテレビ関係者が続ける。
「フジテレビでは、局内でセアカゴケグモが発見されてからというもの、総務局の社員が駆除のために奔走していたようです。8月下旬からお台場付近や湾岸スタジオ周りを中心にクモの捜索を行っていたといいます。
昨年末から続く中居正広氏(53)の女性トラブル問題、今年6月の株主総会、前社長の港浩一氏(73)と元専務の大多亮氏(66)への“50億円訴訟”など、ここまで局内が多くの問題を抱えていただけに、そこに“毒グモ”の駆除もしなければならないということで、9月あたりは総務局もかなり疲弊していました」
セアカゴケグモの発生は年間を通して見られるというが、とくに温暖な4月から10月にかけて多くなるという。今年は夏以降も温かい気候が続いたためか、社員の努力もかなわず、いまだにクモが多く確認されているようだ。
「10月上旬には、驚いたことに、本社ビル1階の玄関ロビーであるフジテレビモールにもセアカゴケグモが発見されたのです。ここは一般の来客や番組観覧客の待機場所でもあるため、さすがに局内でも大きな騒ぎになり、再び総務局が駆除に駆り出される緊急事態になったそうです。
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その後また注意を呼び掛けるリリースが流され、そこには《(セアカゴケグモは)すでにフジテレビ敷地内では高速道路側の植え込み、1Fフジテレビモール、湾岸スタジオ1F多目的ホールで発見されており、生息範囲はお台場全域に拡大していると考えられます。ロケなどお台場周辺での撮影や、CSR活動の一環としてごみ拾いなどがある際も十分ご注意ください》との警告が。発見した場合は防災センターに連絡するようにとの記載もありました。
現在、フジテレビは中居氏をめぐる問題以降、スポンサー撤退による広告収入の激減や巨額の裁判など、いまだに複数の問題を抱えています。そんな厳しい時期にもかかわらず、大量発生した毒グモの駆除に駆けずり回らなければならないのですから、社員たちにとっては不幸な状況が続いているといえるでしょう」(前出・フジテレビ関係者)
長引くセアカゴケグモの“大捜査線”。まさに泣きっ面に“クモ”といったところか。
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