2025年IGTCインターコンチネンタルGTチャレンジ第5戦『インディアナポリス8時間』に参戦したウィル・パワー NTTインディカー・シリーズで2度チャンピオンを獲得し、インディ500優勝経験も持つウィル・パワーは今週末、デイトナ・インターナショナル・スピードウェイで開催されるIMSA公式テストに、75エクスプレスから参加する。
先月のインディアナポリス8時間レースで、ケニー・ハブル率いるチームのメルセデスAMG GT3エボをドライブするかたちでGT3デビューを果たしたパワーは、今度はデイトナでGTDプロ仕様のAMG GT3をドライブする予定だ。
テストには、ブロンズドライバーのハブルとメルセデスAMGファクトリードライバーのミカエル・グレニエが一緒に参加する。
このオーストラリア人ドライバーは、2023年のロレックス24(デイトナ24時間レース)で現代のスポーツカーレースデビューを果たす予定だった。しかし、家族の急病のため土壇場で出場を辞退していた。
44歳のパワーは先月Sportscar365の取材に対し、IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権の開幕戦にぜひ参戦したいと語り、インディカーでチーム・ペンスキーからアンドレッティ・グローバルに移籍したことで、新たなレース出場のチャンスが開けことを認めた。
ポルシェ・ペンスキー・モータースポーツ(PPM)のジョセフ・ニューガーデンとスコット・マクラフランに加え、少なくとももうひとりの現役インディカードライバーが今週末、GTDプロクラスでテストに参加すると見られている。
3日間のテストの最終エントリーリストは、まもなく発表される予定だ。
[オートスポーツweb 2025年11月14日]