
8日午後11時15分頃、青森県東方沖を震源とする地震が発生、青森県八戸市で震度6強を観測しました。9日午前2時現在、津波警報が北海道太平洋沿岸中部・青森県太平洋沿岸・岩手県に発表中です。対象地域では高台に避難を続けて下さい。
また、過去の事例から日本海溝・千島海溝沿いでは、先発地震の後に巨大地震が発生することがあるため、「北海道・三陸沖後発地震注意情報」が発表されました。必ず後発の大規模地震が発生するとは限らず、避難が求められるわけではありませんが、日頃からの地震への備えを再確認しましょう。
まずは現在の津波に対して警戒を

8日午後11時15分頃、青森県東方沖を震源とする地震が発生し、青森県八戸市で震度6強を観測しました。
9日午前2時現在、津波警報や注意報が発表されています。津波は繰り返し押し寄せます。警報が解除されるまでは高台で避難を続けてください。
◎津波警報
北海道太平洋沿岸中部 青森県太平洋沿岸 岩手県
◎津波注意報
北海道太平洋沿岸東部 北海道太平洋沿岸西部
青森県日本海沿岸 宮城県 福島県
「北海道・三陸沖後発地震注意情報」が初めて発表

日本海溝・千島海溝沿いでは、これまで発生した過去の事例から、先発地震の後に巨大地震が発生することがあります。
このような事例は、世界的に見ても可能性は百回に1度程度ですが、巨大地震が発生すると甚大な被害が予想されることから、後発地震への注意を促すために「北海道・三陸沖後発地震注意情報」が発表されました。
この情報が発表されるのは、2022年12月の運用開始以来初めてです。
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想定される巨大地震と注意点

日本海溝・千島海溝沿いで巨大地震が発生した場合は、北海道から千葉県にかけての広い範囲で著しい災害が生じるおそれがあります。
特に沿岸部では津波による甚大な被害が生じる可能性があります。大きな被害が見込まれる地域では、日本海溝・千島海溝沿いの巨大地震に備える必要があります。
●後発地震の発生可能性は、世界的事例を踏まえても百回に1回程度で、1週間のうちに必ず後発の大規模地震が発生するとは限りません。
●地震発生後1週間は、後発地震に備えた防災対応を呼びかけられますが、事前避難が求められるものではありません。また、1週間経てば、後発地震が発生する可能性がなくなるわけではありませんので、引き続き、地震の発生に注意が必要です。
●この情報の発表がないまま、突発的に巨大地震が発生することもあるため、日頃から地震への備えを行っておくことが大切です。
日頃の地震の備えを再確認

いつ発生するかわからない地震に備えて、日頃から身のまわりの安全を確保するようにしておきましょう。
まず、家具の転倒を防ぐ対策をしてください。特に、寝室の安全はしっかり確保してください。普段、寝ている場所に寝転がり、家具が倒れてきたり、ものが落ちてきたりしないか確かめておきましょう。
揺れたらすぐに避難できる準備を

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さらに、万が一に備えた非常用グッズをリュックにまとめておきましょう。非常用グッズの使用期限や消費期限は定期的に確認してください。
冬の避難に合わせて、防寒着やカイロなどが備えられているかも確認しましょう。情報をいつでも入手できるように、電池式のラジオを用意しておきましょう。地震による停電や通信回線が集中しても、いち早く正しい情報を入手できるようにしておくことが大切です。

