<電車・バスのマナー>優先席が空いていたら座る?座らない?譲るって難易度高いから…

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2025年12月13日 13:30  ママスタセレクト

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電車やバスなどの公共交通機関には「優先席」なるものが設けられています。かつては「シルバーシート」という名称で知られていましたが、実際はシルバー、つまり高齢者だけでなく、ケガ人や妊婦なども優先される対象に含まれます。席近くにあるマークなどを見れば、日本語がわからない外国人であっても一目瞭然です。

座らない最大の理由は「譲るのが面倒だから」だった



さて、この優先席。もし乗った車内で空いているのがそこだけだったら……座りますか、座りませんか? ママスタコミュニティにどちら派かを問うトピックがありました。
『優先席のみが空いている状況なら、それなりの人数が乗っているということだよね? 私なら必要な人がスムーズに座れるよう、座らない』
コメントが集まりました。空いているのが優先席だけという状況は、さほど珍しくありません。立っている人がポツポツといった感じでしょうか。誰もが“そこ”を避けているのがよくわかるため、座るには若干の勇気がいりそうです。「どこか後ろめたい気持ちになるので、極力近づかない」「なんだか悪いことをしている気になるから」といった意見もありました。あくまで「優先席」なので、対象でない人の利用が禁じられているわけではありません。ただ、座ることに後ろめたさを感じる気持ちは理解できます。
『座らない。元気だから』
政府広報オンライン「安心・安全 目の不自由なかたやお年寄りのかたに、声かけを。」によれば、電車内の優先席は身体の不自由な方、高齢者、妊婦などのために設置されているもの。“必要とする方”に譲ることが推奨されています。もちろん誰でも疲れているときなどは「座りたい!」と、その席を必要とする気持ちが大きくなるでしょう。とはいえ疲れ果てて立っていられないほどなのか、短時間なら頑張って立っていられるのか。“必要としている”程度は当人にしかわかりません。また、そもそもの対象とされている方々とどちらの優先度が高いかは……? それも当人の考え方次第です。
『必要な人が来たときに立つのが面倒だから、最初から立つ』
全体の4割強の方が「座らない」と回答。とくに目立ったのが、この「譲るのが面倒だから」という理由でした。「譲るタイミングがわからないから、最初から座らない」という声も聞かれます。
席を必要としていそうな方がいれば優先席以外でも譲る人は多いでしょうが、その場合もどんなタイミングで、どんなふうに声かけすればいいかで悩むことはありそうです。勇気を出して声をかけたのに断られたときの気まずさを、経験した人もいるでしょう。
参考:政府広報オンライン|安心・安全 |目の不自由なかたやお年寄りのかたに、声かけを。|3.車内の優先席はどんな人のためのもの?

「優先席」であって「専用席」ではない。だから座っても悪くない


そして全体の半数以上を占めたのが、「座る」という回答でした。
『優先というだけで、座ってはいけない決まりはないから座る。必要な人が来たら、もちろん譲る。私はそういう席だと思っている』
「座る」派の理由で圧倒的だったのが、「元気な人が座っていけない席ではないから」。さらにその多くが「必要な人が来たら譲る」と付け加えました。「その段階で誰もいないなら座る。次の駅ではどんな人が乗ってくるか、常に気をつけながら」と、コメントをくれた方もいます。つまり優先席に座る場合はいつでもすぐ譲れるよう、周囲により注意を向けるわけです。
『腰痛持ちなので、空いてたら座る。もっと必要そうな人が来たなら替わるよ』
「坐骨神経持ち」「膝が悪くて急ブレーキが怖い」など、パッと見にはわからない事情を抱えている方もいます。要は優先されて然るべき側ですが、そうした方々も多くが「もっと大変そうな方が来れば譲る」と口を揃えました。「もっと」がどの程度「もっと」か比べるのは難しいでしょうが、周囲に目配りするのは同じでしょう。
『スマホをいじっている人が多いから、必要な人が目の前に立っても気づかないケースが多いよね』
「座る」派の優先席を利用するときの前提は、周囲に目を配ること。スマホに夢中だったり居眠りしていては、本当に必要な方がいても気づきません。「座るけど妊婦さんや高齢者に譲れるよう、スマホは触らない」「優先席は譲ることを前提に座るのだから、元気な人はスマホなんて見ていたらダメだと思う」という声もありました。
『必要そうな人が来たら、譲ればいいだけでしょ? 立っているほうが逆に邪魔になるから、私は座る』
満員電車のなかで、優先席だけあからさまに空いている状況もままあります。ひとり座ればひとり分の立ちスペースが空くわけで、そんな場合は座ったほうが周囲に感謝されることも。「優先度の高い人がいなければ、危険回避のためにも座るべき」というコメントもありました。

車内の席はすべて優先席。常に周囲への目配りを忘れずに



他にも「ハイキングや遊びの帰りといった、明らかに元気そうな年配者には譲らない」といった独自のルールを設けている方、「必要な人でも優先席がいっぱいだったら『譲ってください』とは言いにくいよね」といった見解など、優先席にまつわるさまざまなコメントが寄せられました。
『ひと昔前の優先席は、比較的空いていたよね。今は空いてることがほぼない。「座るな」とは思わないけど明らかに譲らないといけないような人が目の前にいるのに、見て見ぬふりする人が増えたように思う』
向かいのシートに座っている全員がスマホを見ていることも、ごく当たり前にある今。その分周囲への意識が薄くなっているのでしょうが、優先席に限らず車内のすべての席は本来“必要な人に譲るべき席”。たまにはスマホから目を離し、周囲を見回す余裕がほしいですね。

文・鈴木麻子 編集・すずらん イラスト・猫田カヨ

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  • 優先席座らずに前をふさいで座れなくしている連中ボコッていいですか?
    • イイネ!5
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