警察庁の楠芳伸長官=1月24日、東京都千代田区 特殊詐欺とSNS型投資・ロマンス詐欺の被害額が過去最悪を大幅に更新したことについて、警察庁の楠芳伸長官は12日の定例記者会見で「新たな技術やサービスを悪用し、より多くの金をだまし取る手口に移行している。これまでの延長線ではない新たな対策が不可欠だ」と述べた。
楠長官は「新型コロナウイルス収束後、被害額は特殊詐欺で3倍、SNS型で4倍に達し、1日当たり9億円に上る」と説明。背景にスマートフォンへの着信被害が増えて若い世代に拡大したことや、インターネットバンキングや暗号資産など送金手段の変化により、金融機関の声掛けといった従来の対策が通じにくいことなどを挙げた。