中島哲也監督、過去作品の事象調査結果 露出強要の事実は確認されず【報告全文】

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2026年02月13日 13:18  オリコンニュース

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中島哲也監督(2014年撮影) (C)ORICON NewS inc.
 映画『告白』(2010年)などで知られる、中島哲也監督による新作映画『時には懺悔を』の公式サイトが13日に更新。中島監督の過去作品における事象調査と、noteで自身の体験を記したA子さんとの和解などを報告した。

【報告全文】中島哲也監督に関する過去作の事象調査 

 サイトでは「2025年4月28日に発表いたしました映画『時には懺悔を』の公開延期以降、中島哲也監督の過去作品において生じた事象について、『時には懺悔を』製作委員会は、第三者の立場から、当時の関係者へのヒアリング等を中心とした調査を実施してまいりました」と発表。

 続けて「その結果、今回の調査とA子様※との対話を通じて把握した事実関係からは、中島監督が、意図的にA子様との編集に関する約束を履行しなかった事実、ならびに露出を強要したと認められる事実はいずれも確認されませんでした」と伝えられ、その後も詳細に記されている。

■報告全文
中島監督過去作品の事象調査についてのご報告

2025年4月28日に発表いたしました映画『時には懺悔を』の公開延期以降、中島哲也監督の過去作品において生じた事象について、『時には懺悔を』製作委員会は、第三者の立場から、当時の関係者へのヒアリング等を中心とした調査を実施してまいりました。

その結果、今回の調査とA子様※との対話を通じて把握した事実関係からは、中島監督が、意図的にA子様との編集に関する約束を履行しなかった事実、ならびに露出を強要したと認められる事実はいずれも確認されませんでした。

また、調査過程においては、当製作委員会は、A子様と中島監督との間に入り対話の機会を設けました。双方が率直に認識のすり合わせを行う中で、監督より、A子様とのコミュニケーションが十分ではなかった点、特に編集作業において直接確認をしなかった点など、監督としての配慮が至らなかった点について謝罪がなされました。これを受け、最終的に双方の間で和解が成立したことを確認いたしましたので、ご報告いたします。

この調査により、A子様が「note」にてご自身の体験として記載されている内容のうち、撮影から編集作業等で生じた客観的な事実関係について、重要な点で概ね事実と符合する内容であったことを確認いたしました。一方で当時の制作側とA子様所属事務所間の情報共有や確認手続きに下記1〜4のような不十分な点が存在し、それらが複合的に影響を及ぼした可能性があることも明らかになりました。

1 A子様の事前の懸念事項(露出NG)が撮影当日まで中島監督に伝達されていなかったこと
2 撮影当日の話し合いで編集立ち会いを条件に翌日撮影が実施されたこと
3 その後、中島監督が長時間にわたる編集作業への立ち会いがA子様のご負担になることを懸念し、プロデューサー経由でA子様に編集データを確認していただく方法に変更したこと
4 ゼロ号試写の段階でA子様が編集データによる映像の事前確認をしていなかったことが判明したこと等です。

このような伝達・確認漏れが生じた原因については、複数の要因が重なった可能性があるものと認識しております。

なお、映画製作においては、監督は主に創作・演出面を担当し、出演者との契約条件の管理や現場への情報伝達は監督の職務範囲外とされていることが一般的であり、今回の事象においても、同様の体制の下で製作が進められていたことを確認しております。

以上が今回の調査のご報告です。
本調査は当製作委員会による自主的な取り組みであり、法的な調査権限を持たない別作品に対する任意の調査であったことから、一部の関係者からの十分な証言が得られず、原因を特定するには至ることができなかったため、すべての事実関係を解明することには限界があったことも付言させていただきます。
この度の件で対話の機会をいただきましたA子様と調査に協力をいただきました皆様に深く感謝を申し上げます。

なお、映画『時には懺悔を』の公開につきましては、改めてお知らせいたします。

今回、映画『時には懺悔を』制作現場では、出演者およびスタッフに対し、ハラスメント防止、適切な情報共有、インティマシーコーディネーターや心理カウンセラーの導入による身体的・精神的ケアなど十分に配慮した体制のもとで制作を進めました。特に障がいのある出演者に対しては専任のスタッフと付き添いの親族の方達の意見を聞き、撮影環境作りには細心の注意を払い、一緒に作品を制作いたしました。

私たちは、中島哲也監督の過去作品において生じた事象を重く受け止め、すべての関係者が安心して制作に参加できる環境を守り続けるため、今後も日々改善に努めてまいります。

※「A子」という表記は、A子様ご自身が「note」で使用されている表記であり、ご本人の確認を得て使用しております。

2026年2月13日
『時には懺悔を』製作委員会

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