JR東日本のロゴマーク JR宇都宮線で8日深夜に発生した架線断線による停電について、JR東日本は17日、架線の張り替え工事で誤りがあった上、架線の摩耗をチェックする検査でもミスがあったと発表した。
JR東を巡っては、年明けから停電による長時間の運転見合わせが相次いでいる。山手線で1月に発生した停電による大規模輸送障害の原因も人的ミスだった。
JR東によると、2023年4月に架線を直接目視する検査で、架線の太さが7.9ミリと細くなっていたことが判明し、作業責任者の社員が張り替えを計画。しかし、工事を計画する社員に正確な箇所が伝わっておらず、平行する別の架線が張り替えられた。
24年と25年には、検測車が取得した画像データなどから架線の摩耗状況をチェックしていたが、担当社員が見逃していた。JR東は今後、同様の検査を行っている首都圏在来線約900キロの架線の状況を確認する方針。再発防止のため、摩耗状況をチェックする社員を2人体制にするという。