限定公開( 3 )

水谷豊(73)が企画・監督・脚本・プロデュース・主演として1人5役を務めた4作目の映画監督作「Piccola felicita(ピッコラ・フェリチタ)〜小さな幸せ〜」で娘の趣里(35)と初共演したことが5日、分かった。人生の岐路に立たされた3組の男女の人間模様を描き、水谷は長年、勤めたファミリーレストランを定年退職する佐藤宗太郎、趣里は恋人と仲むつまじくデートをするも、秘密を持つ白河葵を演じる。
水谷は「実は脚本は2022年の段階でできていたんです。その時は『いつか、こんなことができたらいいなぁ』と自分の思い描く世界を書き上げたものでした」と前作「太陽とボレロ」の公開年に今作の脚本が完成していたと説明。「2024年。とあるタイミングでこの脚本の存在をふと思い出し、『そうだ、今度はこれをしっかり形にしよう』と思い立ったわけです」と製作の経緯を語った。
劇中には、趣里が背中を出し、恋人の田中礼央を演じた橋本淳(39)と裸でベッドに寝たり、キスシーンもある。撮影中に橋本とともに演出を受けた趣里が「それは言い過ぎですよね」と言い、声を上げて笑う水谷と肩を組む一幕も。趣里はクランクアップ時に「まさか、こんな日々が来るとは思ってもみなかったんですけれども。父と初めての現場ということで、仕事じゃないみたいな感じで現場に来てすみませんでした」と笑み。「本当に幸せでした。どんな仕上がりになっているか…編集よろしくお願いします」と呼びかけ、水谷も「はい」と応じた。
劇場公開に先立ち「全国のたくさんの人に映画を届けたい」という強い思いから、4月24日に兵庫県淡路島で開催される「うみぞら映画祭2026」での初お披露目を皮切りに、全国各地のホール上映を重ね、ら、初夏以降全国の主要な劇場で公開する「ハイブリッド式上映」を行う。水谷は「自分の世界がついに始まったんだなぁという感覚。長くこの業界にいますが、これまでそんなことを思ったことはありませんでした」と語った。
企画・脚本・プロデュース・主演と5役の、水谷豊監督のコメント全文は、以下の通り。
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実は本作の脚本は2022年の段階でできていたんです。その時は「いつか、こんなことができたらいいなぁ」と自分の思い描く世界を書き上げたものでした。それから2年後の2024年。とあるタイミングでこの脚本の存在をふと思い出し、「そうだ、今度はこれをしっかり形にしよう」と思い立ったわけです。それから撮影監督の会田さんとの話し合いで、今作のテーマはお互いに“アート”でいこうとなりました。つまり何げない日常と人間模様の中の小さな幸せを描きながらも、「シーンの1つ1つが絵画のように美しく、切り取って壁に飾りたくなるような映像を創ろう」と。そう考え始めると撮りたいイメージが次から次に浮かんできました。そして出来上がった作品を初めて観たときに、「ようやく始まったな」と感じました。自分の世界がついに始まったんだなぁという感覚。長くこの業界にいますが、これまでそんなことを思ったことはありませんでした。それはまさに僕の「ピッコラ・フェリチタ」でした。今回は劇場のみにとどまらず全国各地を巡る上映会という形式でもお届けいたします。ぜひこの映画を観ていただき、皆さんそれぞれの“小さな幸せ”を見つけていただけるとうれしいです。
○…映画監督・水谷豊を水谷自身が語る著書「YUTAKA MIZUTANI」(仮題、A PEOPLE)の発売も決定した。最新作「Piccola felicita(ピッコラ・フェリチタ)〜小さな幸せ〜」もフィーチャーし、発売は5月の予定。
◆「Piccola felicita(ピッコラ・フェリチタ)〜小さな幸せ〜」 佐藤宗太郎(水谷豊)は25年間、働いたファミリーレストランを定年退職する。8年前に離婚し、娘にも会えず独りきりの生活を続け、人生はもう終わったと思っていたが、佐藤を優しく見つめるスタッフ柿沼千恵子(池谷のぶえ)の存在が…。画家の父の影に苦しむ高橋富士夫(河相我聞)は、酒と女に溺れ、絵画教室を営みながらも自信を持てず妻のミキ(菜葉菜)とは別居中。離婚は避けられないと思われたが…。ホテル「ピッコラ・フェリチタ」で働く田中礼央(橋本淳)は、カフェで出会った白河葵(趣里)。に一目ほれ。ふたりはすぐに恋に落ちるが、葵を家まで送った礼央は彼女の秘密を知ってしまい、愛は崩れ去ろうとしていた。
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