2026年FIA F2第1戦メルボルン コルトン・ハータ(ハイテック) 3月6日、2026年FIA F2の開幕戦となる第1戦メルボルンのフリー走行が行われ、ガブリエレ・ミニ(MPモータースポーツ/アルピーヌ育成)が最速タイムを記録した。宮田莉朋(ハイテック/TGR-DC)は、8番手で参戦3年目最初の公式セッションを終えた。
2026年シーズンは全22名のうち11名が新人となるなか、日本時間8時(現地時間10時)、気温19度、路面温度24度、湿度75パーセント、曇天のもとでシーズン最初の公式セッションとなる45分間のフリー走行は幕を開けた。
前年は3度の赤旗中断と大荒れとなったメルボルンでのフリー走行。半公道でコースとウォール間の距離が近いアルバート・パーク・サーキットかつ、半数がFIA F2新人だけに今年も荒れ模様になることが予想された。
ただ、セッション開始13分というところでエマーソン・フィッティパルディJr.(AIXレーシング)とディーノ・ベガノビッチ(ダムス・ルーカスオイル/フェラーリ育成)が接近状態のなかでともにターン1にてコースオフを喫するまでは、コース上は穏やかだった。
各車次第にペースを上げると、コースオフが相次ぐ。最終ターン14ではミニとジョン・ベネット(トライデント)が交錯し、ミニはフロントウイングにダメージを負う。
そして、セッション開始から17分というところでついに赤旗が提示された。宮田のチームメイトで、キャデラックF1のテストドライバーを務めるコルトン・ハータ(ハイテック)がターン10の立ち上がりでバランスを崩し、リヤセクションからバリアにクラッシュしたためだ。
インディカーで輝かしい結果を残し、F1という次なる夢の実現に向けてFIA F2にデビューしたハータだったが、2026年FIA F2のクラッシュ第1号となってしまった。
セッションは約8分の中断を経て、残り20分で再開。ハータを除く21台は貴重な走行時間で予選・決勝へ向けた確認やプライムタイヤ(ソフト)によるアタックシミュレーションを行った(予選はオプションタイヤ/スーパーソフト)。
残り15分、赤旗中にフロントウイングの修復を済ませたミニが1分30秒161をマークして暫定トップに浮上。このタイムはベガノビッチに上回られるも、ミニは続けて1分29秒493をマークして暫定首位の座を奪い返した、かと思われたがこのタイムはトラックリミット違反により抹消に。
ただ、ミニのポテンシャルが高いのは事実だった。ミニはその後に1分29秒137を叩き出し、再びタイミングモニターのトップに浮上。ライバル勢もさらにタイムを上げる勢いを見せていたが、このタイムが結果的にフリー走行最速タイムとなる。
残り8分、各車アタックシミュレーションに臨むなか、新人タサナポル・イントラフヴァサク(ARTグランプリ)がターン12で単独クラッシュを喫し、2度目の赤旗が提示される。
フリー走行は残り3分で再開。リタイア車両2台、そして2度目の赤旗中にスロー走行となったミニを除く19台がわずかな走行機会を生かすべくコース入り。しかし、いずれもミニの記録した最速タイムには届かず。2026年最初のフリー走行はミニがトップで終了を迎えた。
0.408秒差の2番手にノエル・レオン(カンポス・レーシング)、0.427秒差の3番手にラファエル・カマラ(インビクタ・レーシング/フェラーリ育成)、0.531秒差の4番手にニコラ・ツォロフ(カンポス・レーシング/レッドブル育成)と、フル参戦1年目のドライバーが顔を連ねた。
FIA F2参戦3年目の宮田は、2度目の赤旗後のわずかな時間で自己ベストを更新し、トップから0.724秒差の8番手でシーズン最初の公式セッションを終えた。 続く、2026年FIA F2第1戦メルボルンの公式予選は、F1のフリー走行2回目前の日本時間12時55分(現地時間14時55分)から行われる。
■2026年FIA F2第1戦メルボルン フリー走行結果
Pos./No./Driver/Team/Time/Laps
1/9/G.ミニ/MPモータースポーツ/1'29.137/14
2/5/N.レオン/カンポス・レーシング/1'29.545/18
3/1/R.カマラ/インビクタ・レーシング/1'29.564/19
4/6/N.ツォロフ/カンポス・レーシング/1'29.668/18
5/7/D.ベガノビッチ/ダムス・ルーカスオイル/1'29.710/19
6/15/A.ダン/ロダン・モータースポーツ/1'29.777/17
7/14/M.ステンスホーン/ロダン・モータースポーツ/1'29.787/17
8/3/宮田莉朋/ハイテック/1'29.861/19
9/2/J.デュルクセン/インビクタ・レーシング/1'29.974/17
10/16/K.マイニ/ARTグランプリ/1'29.989/18
11/8/R.ビリンスキー/ダムス・ルーカスオイル/1'30.101/19
12/17/T.イントラフヴァサク/ARTグランプリ/1'30.107/14
13/12/M.ボヤ/プレマ・レーシング/1'30.226/16
14/22/N.バローネ/VAR/1'30.399/18
15/10/O.ゲーテ/MPモータースポーツ/1'30.500/17
16/20/E.フィッティパルディJr./AIXレーシング/1'30.522/18
17/23/R.ヴィラゴメス/VAR/1'30.573/16
18/11/S.モントーヤ/プレマ・レーシング/1'30.632/17
19/25/J.ベネット/トライデント/1'30.694/18
20/24/L.ファン・ホーペン/トライデント/1'30.804/18
21/21/C.シールズ/AIXレーシング/1'30.842/18
22/4/C.ハータ/ハイテック/1'33.738/8
[オートスポーツweb 2026年03月06日]