子癇の前触れとして特有の神経症状が出る傾向にある

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2026年05月07日 00:00  妊活・卵活ニュース

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子癇の前駆症状
4月29日、ヨーテボリ大学(スウェーデン)の研究チームは、プレスリリースにて、妊娠高血圧腎症(子癇前症)に関連する原因不明の全身性けいれん発作において、新たな前駆症状が判明したと報告した。

子癇と前駆症状における関連性は、因果関係を立証するものではないが、多くの場合、子癇の前駆症状として神経症状が報告された。なお、研究論文は「PLOS Medicine」に掲載されている。

子癇と神経症状における関連性
現在、子癇(けいれん発作)には、硫酸マグネシウムが用いられる。子癇患者に対する硫酸マグネシウム投与により、けいれん発作リスクは半減されるが、モニタリングの必要性や副作用を伴うことから全ての子癇患者に投与されるわけではない。

そこで、研究チームは、パキスタンならびに南アフリカの女性2142人(妊娠高血圧腎症あり/子癇あり341人、妊娠高血圧腎症あり/子癇なし1355人、妊娠高血圧腎症なし389人)を対象に、子癇に関連する前駆症状について調査した。

実験群(妊娠高血圧腎症あり/子癇あり)に対して発作後7日以内に経験した神経症状に関する聞き取りを行い、対照群(妊娠高血圧腎症あり/子癇なし、妊娠高血圧腎症なし)と比較したところ子癇に関連する特有の前駆症状があることが認められた。

また、子癇を発症した女性では、手足の痙攣、聴覚障害(聴力の低下など)、異常な精神状態(意識混濁、混乱、思考の異常など)、言語障害、破滅的思考、重度のめまい、心窩部痛(上腹部中央の痛み・不快感)、錯乱、神経質、集中力低下・欠如、筋力低下・麻痺が現れる確率が高かった。

ただし、これは、子癇と前駆症状における因果関係を立証するものではない。

しかしながら、実験群のうち前駆症状を全く経験しなかった女性は2.4%であり、多くの場合、子癇の前駆症状として神経症状の表出が確認されている。一方、対照群(妊娠高血圧腎症なし)において、これらの神経症状を経験した女性はほとんどいなかった。

(画像はプレスリリースより)

University of Gothenburg

PLOS Medicine

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