WEC第2戦スパでチーム記念撮影を行うアルピーヌ・エンデュランス・チーム アントニオ・フェリックス・ダ・コスタは、アルピーヌのハイパーカークラス撤退後の2027年も、WEC世界耐久選手権に参戦し続ける決意を固めていると語った。彼は2年間のブランクを経て、つい最近WECへ復帰したばかりだった。
ポルトガル人ドライバーのダ・コスタは、2019年から2023年までJOTAスポーツに所属していたが、ポルシェでのフォーミュラE参戦に専念するため、WECから一時的に離れ、今シーズンからシグナテックが運営するアルピーヌに加入した。
しかし、アルピーヌがダ・コスタの加入を発表してからわずか4カ月足らずで、ルノー傘下の同メーカーはWEC最高峰クラスからの2026年シーズンエンドでの撤退を発表した。
これにより、ダ・コスタは、2027年のWECグリッドに残るための代替シートを探さなければならなくなった。彼はポルシェを離れた後、2025-26シーズンからジャガーでフォーミュラEにも参戦している。
「目標は変わらない。WECとフォーミュラEの二冠プログラムを維持することだ」とダ・コスタは語った。
「アルピーヌの撤退は、その目標にとって明らかに大きな痛手だ。だけど、僕のマネジメントチームが対応してくれるので、あとは成り行きに任せるよ。僕はチームのために良い仕事をすることに集中するだけで、残りのことはマネジメントチームがやってくれる」
ダ・コスタは、今年は例年以上に多くの有資格ドライバーが市場に出回っているため、ドライバー市場は特に激化するだろうと指摘した。ポルシェのケビン・エストーレはトヨタへのレンタル移籍が噂されており、アレックス・リンやローレンス・ファントールといったドライバーは、2027年にWECに新規参戦するマクラーレンのシートを争っているとみられる。
また、中国の自動車大手BYDが、アルピーヌ・チームの資産買収に関心を示しているとの報道もあり、ダ・コスタをはじめとするチームの現ラインアップは、2027年シーズンも残留できる可能性も出てきている。
「ポルシェのドライバーたちが市場に出ている。そして今、僕らも市場に出ている。さらに別のメーカー(アキュラ)もIMSAから撤退するので、彼らも市場に出るだろう」とダ・コスタは付け加えた。
「僕は長い間この仕事をしてきた。これまでの人生で得たものに満足しているし、これから起こることはすべてボーナスだ」
ダ・コスタは先月のイモラ6時間耐久レースでアルピーヌでのデビューを飾り、シャルル・ミレッシ、フェルディナント・ハプスブルクと組んだ35号車で4位入賞を果たしている。
今週末、アルピーヌは第2戦スパ・フランコルシャンに参戦する。昨年は姉妹車の36号車がフェラーリとの激しいバトルを制し、表彰台を獲得したサーキットだ。
WECからの撤退が迫る中、今シーズンの成績向上へのモチベーションがさらに高まるかと問われたダ・コスタは、「100%そうだ」と答えた。
「素晴らしいチームとマシンがあるので、モチベーションは最高潮だ。フォーミュラEにも参戦していて、順調に進んでいるので、そちらにも集中しているよ」
[オートスポーツweb 2026年05月07日]