
義父母にサプライズとして家族旅行を計画した旦那さん。しかしその計画が、誰かの負担の上に成り立っているとしたら、それは本当に親孝行といえるのでしょうか。
『義兄嫁から怒られました。旦那が義父母と来週、旅行に行くことを決めたのですが、そのことで義父母が同居している義兄嫁に「仕事を休んでほしい」と話がいったようです。ちなみに、義兄は出張が多くほとんど家にいないみたい。同居は義父母の希望だそうです』義兄夫婦の子どもは中学3年生と小学6年生。留守番ができる年齢ともいえますが、義父母は「子どものそばには大人がいるべき」という考えを強くもっており、これまで義兄嫁はその価値観に合わせて仕事を調整してきたといいます。
義父母が旅行に出てしまうと、パート先から義兄嫁が帰ってくるまで子どもたちだけになってしまいます。突然決まった旅行で、義兄嫁の仕事の調整が間に合わずトラブルに発展。「もっと早く言ってほしかった」と義兄嫁から不満が出るのもムリはありません。
旦那の旅行計画の発表が直前すぎる
まず見られたのが、スケジュールの問題です。
『急に言われるのはきつい。もっと早く予定を立てるべきだった』家族が関わる予定ほど、事前の共有が重要になります。とくに仕事をしている人にとって、急な変更は大きな負担です。今回のケースでは、旅行そのものよりも決め方に問題があったのかもしれません。
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子どもたち、数時間なら留守番は可能では?
一方で、子どもたちの年齢に注目する声もありました。
『中3と小6なら数時間の留守番はできる』
『夕方までなら問題ないのでは?』現実的な落としどころとして、「日中は留守番、夜は大人がいる体制」などを提案する意見がありました。
『何日も子どもだけで過ごすわけではないから、そこまで心配しなくてもいいと思う』義父母の価値観を尊重しつつも、現実とのバランスを取るべきだという考え方です。
義父母が子育てに過干渉。義兄嫁の仕事に影響するのはよくない
しかし、より厳しい意見は義父母に向けられていました。
『子育ての方針を押しつけるべきではない』
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『義父母の旅行で、義兄嫁が仕事を休まないといけないことが理解できない』本来、子どもの教育方針は親が決めるものではないでしょうか。それを祖父母が強く主張し、さらに仕事まで調整させるのは行きすぎだと感じるママは少なくありません。
『義父母から求められて同居しているのに、その態度はツライ』同居という関係性があるからこそ、力関係の歪みが生まれている可能性も見えてきます。
旅行計画は中止にしてもいい
今回のトラブルを受け、旅行を中止すべきという声もありました。
『義両親と義兄夫婦で話し合ってもらうしかないと思う。どうにもならないときは旅行は中止でいい』
『投稿者さん夫婦も、「揉めるなら旅行は取りやめにする」と堂々と言えるようにならないと』
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『同居嫁です。義きょうだい夫婦、旅行計画なんて余計なことしてくれるなって思っています。せっかくうまく義父母を丸め込んでいるのに、「もう!」という感じ』また、「投稿者さんの旦那がサプライズで直前に伝えた」という点についても、批判的な意見が寄せられています。
『義家族の状況を知っていてのサプライズは迷惑でしかない』善意のつもりでも、相手の事情を無視してしまえば、それは配慮とはいえません。
義兄嫁に見え隠れする、積み重なった疲れ
さらに注目されたのが、義兄嫁の置かれている状況です。
『義兄嫁は義父母相手に疲弊していると思う。今回は氷山の一角にすぎず、他にもあるのでは?』義父母との同居、子育てへの口出し、仕事との両立……。そうした負担が重なり、今回の出来事が引き金となった可能性も指摘されました。
『義兄と投稿者さんの旦那さんがあり得ない。義兄は出張が多くて、義兄嫁さんに両親を丸投げ状態のようだし』表面上は旅行の問題でも、実際にはもっと深いストレスが背景にあるのかもしれません。
ついに離婚の危機へ…騒動の結末は
最初は「自分たちには関係ない」と言う旦那さんでしたが、投稿者さんが「楽しめない旅行にはしたくない」と言い続けてようやく義父母と義兄に連絡したそう。義父母の価値観を押しつけられ、話し合いも成立しない状況に義兄嫁は強い疲れを感じ、「これ以上話し合ってもムダなので離婚してほしい」とまで言い出す事態に発展しました。義父母が怒鳴るなど、状況は混乱を極めました。この事態を受け、投稿者さんは行動を起こします。
『私も同じ立場なら離婚すると思う。このままではお義姉さんが潰れてしまう』自分たちにも原因があると認め、義兄嫁に謝罪。そして義父母に旅行の中止を申し出ました。最初は反発されたものの、「誰かを犠牲にしてまで行きたくない」と伝え、最終的には中止に。その後、義兄夫婦は離婚を保留し、義父母との別居に向けて動き出すことになりました。
ムリをしていた義兄嫁。親孝行には配慮も必要
今回の出来事から見えてくるのは、親孝行には配慮も必要だということ。どれだけ良かれと思っていても、その裏で誰かにムリを強いているなら、それは本当の意味での優しさとはいえません。家族関係は近いからこそ、遠慮や思いやりが必要になります。とくに同居や子育てが絡む場合、ひとつの行動が大きな影響を及ぼすこともあるのでしょう。
大切なのは「誰もムリをしていないか」と立ち止まって考えることかもしれません。その一歩が、家族を守る選択につながるのでしょう。
文・岡さきの 編集・佐藤さとな イラスト・猫田カヨ
