限定公開( 3 )

仕事中、ついついスマホを見てしまい、ダラダラしてやるべきことを後回しにしてしまう……そうした経験は誰にでもあると思います。
そもそもスマホは、現代社会に欠かせないものになりすぎているあまり、手にとる、とらないにかかわらず、注意力を分散してしまう厄介なツールとも言えます。
実際、テキサス大学オースティン校のウォードらは、何かに集中したり、意思決定をしたりする際に、スマホがそばにあるだけで、ないときと比べて注意力が散漫になってしまうことを研究によって突き止めています。
電話が鳴ったり、メールやメッセージが届いたり、SNSが更新されていたり、スマホのなかで情報が更新されているのではないか? と気になってしまい、結果、注意力が散漫になってしまうと指摘しているのです。
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●手にとれない場所にスマホを置く
複数のことを同時にこなすマルチタスクが苦手な人にとって、スマホの存在が気になると、いまとり組んでいることに対して効率的に脳を使えなくなるため、物理的にスマホが見られないという状況をつくることが欠かせません。
例えば、仕事で集中したいとき、移動しなければ手にとれない場所にスマホを置くといったマイルールをつくると効果的です。
想像してほしいのですが、スマホを見るために、わざわざ移動する――、それってとても面倒なことだと思いませんか? こうしたひと手間は、ダラダラ対策にはとても有効です。
というのも、それをとりに行く際に、「いまから自分はスマホを見ようとしている」と自覚することで、「本当にスマホをチェックする必要があるか?」と、脳が違う働きをしはじめてくれるからです。
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「やっぱり見なくていい」と判断すれば、スマホを見てしまったことで浪費してしまったかもしれないダラダラ時間の予防につながるというわけです。
テレビのリモコンなどにも言えることですが、道具を手の届かない定位置に置くクセをつけると、本当にそのために動くほどのことなのかと、頭で考えられるようになります。
もし、あなたがスマホをはじめ、何かに気をとられてしまうことでダラダラしてしまうのなら、わざとひと手間が必要な環境をつくることを心がけてください。
そのワンクッションが、ダラダラを未然に防いでくれるはずです。
(堀田秀吾、言語学者、明治大学教授)
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※この記事は、書籍『科学的に証明された すごい習慣大百科』(堀田秀吾/SBクリエイティブ)に、編集を加えて転載したものです。なお、文中の内容・肩書などは全て出版当時のものです。
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