8号車トヨタTR010ハイブリッド(トヨタ・レーシング) 2026年WEC第2戦スパ・フランコルシャン 5月7日(木)、ベルギーのスパ・フランコルシャンで、WEC世界耐久選手権第2戦のスパ・フランコルシャン6時間レースの週末が開幕した。
走行初日は90分間のフリープラクティスが2回行われ、イモラでの開幕戦を制したトヨタ・レーシングは7号車TR010ハイブリッド(マイク・コンウェイ/小林可夢偉/ニック・デ・フリース)が10番手タイムを記録し、トップタイムをマークした36号車アルピーヌA424から0.711秒差となった。8号車(セバスチャン・ブエミ/ブレンドン・ハートレー/平川亮)は13番手で走行を終えている。
この日は気温9〜13度と、3週間前に行われた開幕戦イモラよりも低い気温となったものの、路面コンディションは終日ドライに。TR010ハイブリッドは2回のセッションを通じ、気温や路面状況、そしてスパのサーキット特性に合わせた車両セットアップの検証を行った。
全長7.004kmのスパは、第1および第3セクターで求められる最高速と、第2セクターで求められる空力性能およびメカニカルグリップをバランスよく実現することが鍵となる。
レース本番では、タイヤのウォームアップ性能、ペース、安定したパフォーマンスが重要となるため、最速タイムを記録した2回目のフリープラクティスでは、両車ともソフトおよびミディアムコンパウンドのミシュランタイヤを検証した。
8日金曜日の午前中には3回目の最終フリープラクティスが予定されており、続いてハイパーカークラスの予選は現地時間15時20分に開始され、土曜日14時スタートの決勝レースのグリッドが決する。
トヨタ・レーシングからスパの走行初日に臨んだ6名のドライバーコメントは、以下のとおり。
■小林可夢偉(チーム代表兼7号車ドライバー)
「少し苦戦する場面もありましたが、天候に恵まれ、多くの作業をこなすことができました。乗りやすいクルマに仕上げることを目標に取り組んだ結果、前進はできたと思います」
「金曜日は非常に重要な一日になりますので、パフォーマンスを最大限に引き出せるよう全力を尽くします」
■マイク・コンウェイ(7号車)
「いくつかの部分で遅れを取っているため、明日に向けてやるべき作業がまだある。改善すべき点は見えているし、一晩で前進できるよう取り組んでいきたい。クルマのフィーリング自体は悪くなく、もう少しスピードを引き出す必要がある」
■ニック・デ・フリース(7号車)
「スパに戻って来られるのはいつも嬉しいし、ここで走るのは本当に楽しい。ただ、正直なところ難しい一日だった。上位で戦えるポジションにつけるためには、まだ改善が必要だ。どこまで前進できるか、そして明日がどうなるかを見ていきたいと思う」
■セバスチャン・ブエミ(8号車)
「素晴らしいサーキットであるスパに戻ってこられて嬉しい。今日は天候に恵まれ、ドライコンディションの中で走行できた」
「パフォーマンス面では理想的な状態ではないが、懸命に取り組み、明日に向けてギャップを縮めたい。決勝は長いレースになるし、タイヤマネジメントも重要になるため、状況の変化を見極めていく」
■ブレンドン・ハートレー(8号車)
「大きなトラブルもなく、スムーズな一日だった。トップ争いは非常に接戦になることは想像していたとおりだ」
「特にイモラと比べると、まだ少し足りない部分があるが、ラップタイムを引き出すために全力で取り組んでいる」
■平川亮(8号車)
「イモラとは状況が異なるため、クルマを細かく仕上げていく必要があります。イモラでは最適な状態に仕上げることができましたし、今回も同じことを目指さなければなりません」
「今日の走行ではパフォーマンスが充分ではなかったため、解析を進め、理解を深めていきます」
[オートスポーツweb 2026年05月08日]