マンチェスター・シティ就任が噂されるマレスカ氏 [写真]=Getty Images チェルシーは、エンツォ・マレスカ氏のマンチェスター・シティ就任が決まれば、同クラブに相当な補償金を要求するようだ。20日、イギリス紙『ガーディアン』が伝えている。
現在46歳のマレスカ氏は2024年夏にチェルシーの指揮官に就任し、昨季はプレミアリーグを4位で終え、3シーズンぶりのチャンピオンズリーグ(CL)出場権を獲得したほか、UEFAカンファレンスリーグ(ECL)とFIFAクラブワールドカップ2025の2冠に導いていた。
しかし、昨年12月13日に行われたエヴァートン戦(◯2−0)後にマレスカ氏は突如として記者会見で「私がクラブに加入して以来、ここ48時間は最悪だった。多くの人が私たちを支持してくれなかったからだ。誰も私とチームを支持してくれなかった」と誰のことかは明言しなかったものの、暗に上層部を批判した。
その後2週間で状況は悪化し、マレスカ氏は解任されることを望んでいたようにしか見えなかったものの、チェルシーは解任に踏み切ろうとはせず。しかし、12月30日のボーンマス戦(△2−2)後にマレスカ氏が本拠地『スタンフォード・ブリッジ』の監督室で試合後の職務を遂行したくないと上司に告げたことで、事態はもはや収拾がつかない状況になっていた。
これが事実上の辞表提出の瞬間だったと見られており、その2日後にマレスカ氏は退任し、チェルシーは元旦の早朝に退任の声明を発表する事態となっていた。
当初、マレスカ氏は特定の選手の起用法を巡ってチェルシーのメディカル部門と対立していたという報道や、クラブのプロジェクトに不満を抱いていたという憶測も報じられていたが、マレスカ氏はチェルシーとの契約期間中にマンチェスター・シティと2度接触していたことが明らかになっており、これが突如として退任意向を示すことになった重要な意味を持つものだとチェルシーの関係者は考えているという。
また、マンチェスター・シティのジョゼップ・グアルディオラ監督が今シーズン限りで退任すると今月18日に報じられた後に初めて、マレスカ氏が3年契約の詳細について話し合ったとは考えにくく、グアルディオラ監督の後任となる決定はかなり前から下されていたことは少し考えれば容易に想像できることが強調されている。
円満な別れではなかったものの、契約期間を3年半も残していた中で退任となったマレスカ氏はチェルシーから退職金を受け取らずにチームを去っているが、チェルシーとしては今シーズンが台無しとなったのは、マレスカ氏がマンチェスター・シティとの接触を経て突如として退任したことによるものだと感じており、マレスカ氏に近い関係者もマンチェスター・シティが同氏と契約した際にはチェルシーには相当な補償金を要求する権利があると認めている模様で、マンチェスター・シティの後継者問題が、マレスカ氏のチェルシー退団に大きな影響を与えていたことが伝えられている。