「公園での手持ち花火」解禁広がる “皆が納得できるルール作りがカギ”【ひるおび】

0

2026年05月21日 16:15  TBS NEWS DIG

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

TBS NEWS DIG

TBS NEWS DIG

騒音や火災の危険性などを理由に、都内の公園の多くで禁止されてきた花火ですが、今、各自治体で解禁する動きが広がっています。

【写真を見る】「公園での手持ち花火」解禁広がる “皆が納得できるルール作りがカギ”【ひるおび】

公園での手持ち花火について街の人はー

「賛成です。家の近くでできると(子どもが)花火に触れる機会も増えると思いますし、夏の思い出ができるんじゃないかなと思います。」(北区在住・30代男性)

「手持ち花火ならいいんじゃないですか。もう私ら子どもの頃は公園で手持ちだろうがロケットだろうが何でもやっていましたからね。」(足立区在住・60代男性)

「年齢に制限を設けたほうがいいと思います。年齢が上になると、うるさくしたり迷惑するような行為もあったりすると思うので。」(葛飾区在住・50代女性)

「(懸念は)やっぱりゴミですよね。やりっぱなしは景観も良くないですし。ゴミの管理をしっかりしてほしい。」(埼玉県在住・20代男性)

「花火自体よりも人の声や子どもの声がやっぱり気になる。静かにやる事はまずあり得ないと思うんですよ。やりたい人と周りの人がお互いに気持ち良く過ごせるんだったら良いんじゃないかなと思います。」(埼玉県在住・50代女性)

1万162人が回答した「ひるおびLINEアンケート」では、賛成が57.3%、反対が42.7%という結果でした。
賛成の人の中にも、「マナーを守ることが前提」という意見が多くありました。

立川市で試験的に解禁 23区でも緩和の動き

東京都立川市では現在、市が管理する公園での花火が全面禁止されていますが、今年の夏は一部の公園で手持ち花火に限り解禁されることになりました。
▼夏休み期間▼一部の公園▼手持ち花火のみという条件付きでの試験的な解禁です。

理由として、「花火のできる公園があるか」と毎年市民から問い合わせがあることや、花火が利用できる公園が近年他の自治体でも増加していることを挙げています。

定例会見で酒井市長は、「しっかりと火の元を用心していただければ夏の楽しみ・思い出の一つとして花火を楽しめる環境を整備したい」と話しています。

東京23区でも、公園での手持ち花火の解禁が進みつつあります。
期間や時間帯など一部条件付きを含め、手持ち花火ができる区は2024年時点で13区となっていましたが、今年は16区に。
禁止されているのは練馬区・板橋区・大田区・品川区・目黒区・新宿区・台東区の7区にとどまっています。

≪練馬区≫【使用禁止】
区立公園の規模が小さく、周辺に宅地が隣接していて騒音や煙で迷惑になるため、現在禁止となっています。
担当者によると、花火を楽しみたいとの要望も寄せられており、一部の公園で花火利用を認めるなどルールの緩和を検討しているということです。

≪太田区≫【使用禁止】
騒音など近隣への迷惑となる可能性があるため原則禁止していますが、今後解禁するかは検討中です。
去年、一定のルールや期間を設けて花火の利用の試行を行いアンケート調査をしたところ、賛成意見(どちらかといえば賛成を含む)が約95%となっています。

≪千代田区≫【使用可能】
十分な広さがあり、草木に火が燃え移るリスクが低い公園で、特定の日時に保護者同伴のもと管理人を配置した上で、安全に手持ち花火を楽しめる環境で利用を認めています。
2023年度に行なった試行が好評だったことで、2024年度からは▼8か所の公園▼午後6時〜8時▼夏休み期間中の土日のみという条件付きで解禁することになりました。
今年度も同じ内容で実施予定です。

花火文化研究家 安斎幸裕氏:
皆さん、昔花火をした思い出があると思うんですけども、それができなくなっていること自体が寂しいですよね。
整備をして、もう一回こうやって遊べる体験を作っていきましょうというのは、私としては非常に嬉しい動きだなと思います。

公園での花火 多くの自治体の主なルール

・打ち上げ花火や上に吹き上がるようなドラゴンタイプの花火、爆竹など大きな音が出る花火や煙が拡散される花火はNGで、手持ち花火のみOK
・水が入ったバケツを自分たちで準備し、使用済み花火も必ず持ち帰る
・少人数(家族単位)で子どもだけはNG
※大人数の場合は手続きが必要となる場合もある

安斎氏は、「やる人もやらない人も皆が納得できるルール作りがカギ」だと言います。

花火文化研究家 安斎幸裕氏:
花火はやっぱり「体験」だと思うんですよね。それは「ルールを守って楽しみましょう」ということでもありますし、ルールの周知徹底をきちんと管理者側がしていくことで、共存共栄できていくのかなと思ってますね。

場所はどう探せばいい?

公園での手持ち花火解禁が広がる一方、いざ花火をしたい場合、場所はどう探せばいいのでしょうか?
そんな時に便利なのが、「Hanabi-Navi(ハナビ ナビ)」というアプリです。

このアプリでは、全国19都道府県4016か所の花火スポットを調べることができます。
エリアを選択すると、地図上に花火で遊べる公園が表示されます。
遊べる花火の種類や、花火ができる期間など利用条件も表示され、周辺の花火スポットを一目で把握することができます。

アプリを開発した愛知県の花火専門メーカーに話を聞きました。

株式会社 若松屋 竹内直紀部長
「花火をやらない理由を聞くと、やれる場所がないと答える方が一番多かったんですね。やれる場所を教えれば花火の消費は増えるのかなっていうのが単純なスタートのきっかけです。」

現地で行なう地道な調査により、周辺で花火が買える店や公園の水場の有無など、花火をする人に寄り添った情報提供を心がけているそうです。

株式会社 若松屋 竹内直紀部長
そこに住んでいる方々でも、花火ができることを知らない方が多いんですよね。
住んでいる方もきちんと理解ができて、「できる」ことに対して「遊ぼう」という意識になってくれると、良いことだしありがたいです。

「Hanabi-Navi」には、花火ができる公園だけではなく、
花火大会や花火の販売店、花火ができるキャンプ場など様々な情報も掲載されています。

(ひるおび 2026年5月19日放送より)
==========
<プロフィール>
安斎幸裕氏
花火文化研究家
花火業者との親交も深い
花火大会の広報PRや運営支援にも携わる

    前日のランキングへ

    ニュース設定