トヨタ・レーシングがル・マンを前に新スローガンを発表。ひたむきに技術を追求し6度目の総合優勝目指す

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2026年06月05日 17:50  AUTOSPORT web

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トヨタ・レーシングのドライバーたち。左からマイク・コンウェイ、小林可夢偉、ニック・デ・フリース、平川亮、セバスチャン・ブエミ、ブレンドン・ハートレー
 トヨタ・レーシング(TR)は6月5日、フランスのル・マンで13日から14日にかけて開催される『第94回ル・マン24時間レース』を前に新スローガンを発表した。

 通算6度目の総合優勝を目指すTRは、2026年の新た掲げスローガンとして「For the Engineering Race」を掲げている。

 WEC世界耐久選手権の今季の第3戦として行われるル・マン24時間レースには、8メーカー18台のハイパーカーを含む全62台がエントリー。舞台となるサルト・サーキットは全長13.626kmを誇り、一般の公道区間を含む世界屈指の過酷なコースとして知られ、当日は30万人以上の観客が来場する見込みだ。

 トヨタが投入するマシンは、先代のGR010ハイブリッドから大幅な改良を経て今年の開幕戦でデビューウインを飾ったTR010ハイブリッドだ。

 この新たなマシンは、空力面のアップデートによりあらゆる状況下で最大限のパフォーマンスを発揮できるよう設計されているほか、東富士研究所で開発されたパワートレインには、100%再生可能なレーシング燃料を使用する3.5リッターV6ツインターボエンジンとハイブリッドシステムを組み合わせ、700PSを超える出力を備える。この開発姿勢こそが、周囲に左右されず絶え間ない改良と技術を追求し続けるという新スローガンの象徴といえる。

 TRは今季のル・マンも2台体制でエントリーしており、7号車はマイク・コンウェイとニック・デ・フリース、そしてチーム代表も兼務する小林可夢偉の3名がシェアする。開幕戦イモラで勝利した8号車は、セバスチャン・ブエミ、ブレンドン・ハートレー、平川亮によってドライブされる予定だ。

 ル・マンのレースウイークは6月7日・日曜のテストデーから本格的に始まり、10日・水曜の予選、11日・木曜のハイパーポールを経て、決勝レースは13日・土曜16時(日本時間23時)にスタートが切られる。

 世界中のモータースポーツファンが注目するレースの模様は、特設サイトを通じて世界中に配信される予定だ。さまざまなコンテンツの中にはオンボードカメラ映像のライブ配信も含まれている。

●TOYOTA RACINGル・マン24時間レース特設サイト:https://toyota-racing.com/jp/le-mans-special-2026/


■トヨタ・レーシング ドライバーコメント

●小林可夢偉(7号車、チーム代表兼務)「私たちチーム全員がル・マンを心待ちにしていますが、それ以上にル・マンでの勝利をかけて戦うことを楽しみにしています。アップデートされたTR010ハイブリッドではル・マン初走行となるので、どのようなパフォーマンスを発揮できるのかとても楽しみです」

「チーム全体で、この一戦に向けて全力で準備を重ねてきましたが、大きな挑戦であることも分かっています。新しいスローガンにもあるとおり、私たちは『For the Engineering Race』を掲げて戦います。これは、エンジニアやメカニック、そしてドライバーも含め、チーム全員が完璧なレースウイークを実現することに全力を注いでいるという意味です。簡単な戦いではありませんが、目標は明確です。私たちは勝つために、ル・マンへ臨みます」

●マイク・コンウェイ(7号車)「ル・マンは、僕たちがつねに心待ちにしているレースであり、ふたたびあの舞台に戻れることをチーム全員が楽しみにしている。できればトップ争いに加わり、優勝を狙える位置で戦いたいね」

「シーズン序盤は比較的良いスタートを切れたし、アップデートされたTR010ハイブリッドは確実に前進していると思う。それがル・マンでどこまで通用するかは走ってみなければ分からないが、ふたたびそこでドライブできるのが待ちきれないよ」

●ニック・デ・フリース(7号車)「ル・マンは、毎年特別な一週間で、チーム全員が心待ちにしている。大きな一戦だし、シーズンの中でもっとも重要なレースと言えるかもしれない。今年は開幕から2戦しか行われていないため、例年以上に早くル・マンがやって来たという印象がある。そういった状況のなかで、自分たちが何を成し遂げられるのか、とても楽しみにしているよ」

「ぜひ優勝争いに加わり、歴史的な瞬間を争うチャンスをつかみたい。チームメイトは全員少なくとも一度はル・マンを制しているが、僕はまだ未勝利なので初のル・マン制覇を目指して臨むつもりだ」

●セバスチャン・ブエミ(8号車)「ル・マンは一年で最大のレースであり、多くの準備と努力が求められる。魔法のようなイベントで、本当に素晴らしい一週間だ。ル・マンでTR010ハイブリッドをドライブするのは今回が初めてなので、とても楽しみにしているよ」

「このサーキットでこのクルマがどんなパフォーマンスを発揮するのか、それを確かめるのが待ちきれないほどだ。ここ数カ月で得たすべての学びを生かし、クルマのポテンシャルを最大限に引き出せることを願っている」

●ブレンドン・ハートレー(8号車)「新しいチャレンジャーであるTR010ハイブリッドとともに、ふたたびル・マンに戻ってこられることをうれしく思う。出す前から速さを感じさせるクルマで、ドライバー全員がコクピットの中で高い満足感を得ている分、期待も高まるというものだ」

「強力なライバルがいることは充分に理解しているが、すべてのチームをリスペクトしている。目標は明確で、ふたたびル・マンで勝つことだ。ここ数年は優勝に近づきながらも届かなかった。自分たちに集中し、可能な限り最高のレースを組み立てる必要がある。表彰台を巡る厳しい戦いになるはずだし、最終的にその争いの中にいることが僕たちの目標だ」

●平川亮(8号車)「アップデートされたTR010ハイブリッドと新しいチームアイデンティティで臨む今年のル・マンは、チーム全員がとても楽しみにしています。冬の間に順調な準備ができ、昨年よりも良い状態でル・マンを迎えられていると感じています」

「ライバルも進化していますが、私たちには自信があります。間違いなく僅差の戦いになると思いますが、全員が準備万端で、この挑戦に全力で臨みます」

[オートスポーツweb 2026年06月05日]

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