シルバーウィル(撮影:井内利彰) 夏の新潟、中京開催もあと4週。8月23日には新潟競馬場、芝1600mで新潟2歳S、8月30日には中京競馬場、芝1400mで中京2歳Sと夏競馬を締めくくるように東西で2歳重賞が行われる。
栗東所属馬では阪神マイルの新馬戦を勝ったトップチェッカー(栗東・武英智厩舎)が新潟2歳Sに参戦を表明。今週のダリア賞(8月8日・新潟芝1400m)を使った組からもそこへ向かう馬がいるだろうし、昨年の勝ち馬が皐月賞2着のリアライズシリウス(美浦・手塚貴久厩舎)という意味でも注目のレースになりそう。
【8月8日(土) 新潟ダート1200m】
◆ビーテリオス(牝、父ゴールドドリーム、母タマモカトルズ、栗東・藤野健太厩舎)
半兄ビーマックス(父サトノアラジン)は同厩舎で管理され、ダート短距離で2勝。母系には昨年のJBC2歳優駿を勝ち、全日本2歳優駿でも2着したタマモフリージア(父ルヴァンスレーヴ)がいる血統。
本馬は6月4日にゲート試験を合格。その後、リフレッシュ放牧に出て、7月から栗東で追い切りを開始。7月23日の栗東坂路では4F51.6秒と速い時計をマークして、7月30日はCWで6F81.4秒をマーク。この時計はこの日のCW6F、2歳の一番時計なので、坂路でもCWでも動くことができている点は強調できる。
【8月8日(土) 札幌芝1800m】
◆シルバーウィル(牝、父キタサンブラック、母チカリータ、栗東・松永幹夫厩舎)
母系にはシュヴァルグラン、ヴィブロス、ヴィルシーナ、セラフィックコールといった芝ダート、距離問わず、大舞台で活躍した重賞ウイナーが名を連ねる血統。同厩舎で管理され、福島芝1200mの新馬戦を勝ったクロユキ(父モーリス)は半姉になる。
本馬は7月10日に栗東へ入厩して、7月16日にはゲート試験を合格。翌日には札幌競馬場へ向けて出発しており、現地ではダート、芝で追い切りを消化。7月29日の芝は併せ馬で先着しており、5Fで速い時計をマーク。「順調に追い切りを消化できていますし、もっと乗り込んで良くなっていきそうです」と松永幹夫調教師。鞍上は吉田隼人騎手が予定されている。
【8月9日(日) 中京芝2000m】
◆ソウカイファンキー(牡、父ルーラーシップ、母オールドパサデナ、栗東・杉山佳明厩舎)
半兄に現3歳でダートで2勝を挙げているヘリテージブルーム(父ミスチヴィアスアレックス)がいて、母オールドパサデナ(父Empire Maker)は現役時代にダートで5勝を挙げている。本馬は2026年千葉サラブレットセールにて、4500万円で落札されている。
7月16日のゲート試験に合格して、その週末から追い切りを開始。7月22日に坂路で4F54.5秒をマークして、1週前追い切りとなる7月30日のCWでは3歳未勝利を追走して先着。6F84.1秒と全体時計は少し遅かったが、ラスト1Fは11.5秒をマーク。動きを見ていると、まだ良くなってきそうな気配はある。
◆ドラゴンバルド(牡、父コントレイル、母メチャコルタ、栗東・福永祐一厩舎)
半兄ダイヤモンドハンズ(父サトノダイヤモンド)は中京芝1600m、半姉ダノンフェアレディ(父キズナ)は京都芝1600mの舞台でそれぞれ新馬勝ち。本馬は2025年セレクトセール1歳にて、2億6000万円で落札されている。
6月25日に栗東でゲート試験を合格した後、リフレッシュ放牧に出て、7月10日にノーザンFしがらきから栗東へ帰厩。7月22日に坂路では4F52.4秒をマークして、後半2Fが12.4秒、12.4秒と終いしっかりした動き。7月29日のCW追い切りには川田将雅騎手が跨り、3歳未勝利を追走して楽々と先着。6F80.3秒、3F36.9秒、1F11.5秒と全体もラストも速い時計でスピードバランスが抜群の追い切り。この追い切りで出走態勢は整った印象を受ける。
(取材・文:井内利彰)