メルカリ歴10年の専門家が「実際に売れて驚いたもの」3選　思った以上に高値で売れたものも紹介

　フリマアプリ「メルカリ」に不用品を出品して、お金に換える人が増えています。筆者も定期的に出品しており、出品物については「売れるだろう」と思うものを選んでいます。ただ、需要があるかどうか自信がないものを出品することもあります。

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　この記事では、メルカリ歴10年の筆者が、「最近売れて驚いたもの」を紹介します。

●あまり需要がなさそうな「電源が入らないレーザー距離計」

　メルカリでは「ジャンク品」が意外と注目されていて、取り引きも多いカテゴリです。特に家電は、修理して使えたり部品取りができたりするので、壊れていたり動作確認ができなかったりしても購入されることがあります。

　家電のジャンク品は一定の需要があるようですが、筆者が今回売ったのは、ヒルティの「レーザーメーター」です。しかも10年ほど前に購入したもので、出品時には電源が入りませんでした。そのためジャンク品として出品したのでした。

　筆者自身、レーザー距離計は家電ほどニーズは高くないと思っていたのですが、出品して間もなく値下げの依頼があり、思った以上に早く売れました。購入価格は1200円でした。

　実際、レーザー距離計（とそのジャンク品）にどのくらいの需要があるのか分かりませんが、出品数は少ない傾向にあります。部品取りなどのために探している人にとっては、ありがたい出品物になったのかもしれません。

●使いかけなのに売れた「フェイスパウダー」

　化粧品は、新品ではなくても出品することができます。でも売れるのは、「デパコス」（百貨店で販売されている高価格帯のコスメのこと）だと思っている人が多いのではないでしょうか。

　例えば、ドラッグストアなどで売っている「プチプラコスメ」（安価なコスメのこと）の場合は、使用済みならなおさら、メルカリで売るのは難しいと思われがちです。でも出品価格を下げれば、使用途中のプチプラコスメでも購入される可能性はあります。

　筆者は、1300円ほどで購入した「フェイスパウダー」を、半分以上使用した状態で出品しました。その結果、450円で売ることができました。

　出品する際に「お試しにどうでしょうか？」など、サンプルとしての購入を促す文章を記載しています。フェイスパウダーやファンデーションは、実際に肌につけて、さらに時間の経過を見ないと自分に合うのかが分かりにくいメイクアイテムの1つです。そのためメルカリで安く購入し、サンプルとして使うケースが多いのです。

　出品時の注意点ですが、フェイスパウダーの場合は付属のパフが汚れていることがあるので、衛生面を考慮してパフは付けない方がよいかもしれません。またパウダーが出てしまわないように、ラップなどをケースに詰めて発送するのがおすすめです。

●海外でも人気が高まっている「アニメグッズ」

　日本のアニメ関連グッズは、国内だけではなく海外のニーズも高まっています。メルカリでは、国をまたぐ「越境取引」が拡大しています。円安も追い風となり、海外利用者数は増加傾向にあります。

　このような海外の高まる需要を受けて、アニメグッズが思った以上に高値で売れることがあります。筆者も、10年ほど前に購入した『ジョジョの奇妙な冒険』のクリアファイルを、2700円で売ることができました。今では入手が難しい製品なので、強気の価格設定をしました。

　もしかしたら価格を下げることになるかと思っていたのですが、出品時の価格で購入されました。