バルサ退団のS・ロベルト、新天地はセビージャに？…ピミエンタ新監督が獲得を希望か

　今夏にバルセロナを退団したスペイン人DFセルジ・ロベルトに対し、セビージャが関心を寄せているようだ。11日、スペイン紙『アス』が伝えている。

　現在32歳のS・ロベルトはバルセロナのカンテラ出身で、2013年にトップチーム昇格を果たした。本職とする中盤に加えて左右のサイドバック（SB）もハイレベルにこなすユーティリティープレーヤーとして確固たる地位を確立すると、2023−24シーズン終了までに公式戦通算373試合の出場で19ゴール43アシストをマーク。数々のタイトル獲得に貢献し、昨年夏にはチームのキャプテンに就任した。

　そんなS・ロベルトはバルセロナとの契約が今年の6月30日をもって満了に。一部では再契約の可能性も報じられていたが、現地時間11日に自らの公式X（@SergiRoberto10）を更新し、カンテラ時代を含めて約18年間を過ごしたクラブからの退団を正式発表。2024−25シーズンの開幕が目前に迫るなか、現在はフリーの身となっている。

　この度『アス』が報じたところによると、セビージャがS・ロベルトのフリートランスファーでの獲得を検討しているという。かつて選手および指導者としてバルセロナに在籍し、今夏にセビージャに就任したガルシア・ピミエンタ監督は、同選手のユーティリティー性と経験値を高く評価しており、自身のスカッドに加えたいと考えている模様。すでに選手側とは連絡を取り合っており、選手本人も加入を前向きに検討しているようだ。

　しかし、サラリーキャップを考慮すると、現在のセビージャにS・ロベルトの給与を賄うだけの財政的な余裕はない模様。今夏の獲得を目指す場合には、既存戦力の売却が必要不可欠だという。なお、中東からの関心が明らかになっているセルビア代表MFネマニャ・グデリについては、セビージャが今夏の移籍を容認する可能性もあるようだ。