会社勤めの働き方とは少し違い、私にとってはひとりで家にいる時間が仕事時間。マキを保育園へ送り届けると、さっそく自宅で業務スタートです。幸いこの地は保育園にわりと空きがあるようで、在宅仕事でもすんなり入園できました。
他の保護者とは行事のときに顔を合わせたり、送迎のときに会えば挨拶したりする程度です。その日はマキを預けて戻ろうとすると、顔見知りのアズサちゃんママに会いました。しかし挨拶すると気まずそうに目をそらされてしまいました。
その日の朝は数人のママさんたちとすれ違いました。けれどみんな気づかなかったり、子どもを見ていて忙しかったりという雰囲気で、誰ひとり挨拶を返してくれませんでした。アズサちゃんのママはそそくさと行ってしまったし、ソウくんのママからは黙ってニラまれたような気もします。
なんとなく嫌な予感がしましたが、私の頭のなかはこれから取りかかる山積みの仕事のことでいっぱい……。みなさん忙しかっただけかもしれません。とりあえず私は、自宅に戻っていつもどおり業務を開始したのでした。
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原案・編集部 脚本・motte 作画・うーにゃ 編集・井伊テレ子