初雪・初冠雪ラッシュ 関東で今季初も 青森県酸ケ湯は今季全国初積雪10センチ以上

28

2024年11月07日 12:48  日本気象協会

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

日本気象協会

初雪・初冠雪ラッシュ 関東で今季初も 青森県酸ケ湯は今季全国初積雪10センチ以上

7日木曜は、富士山で初冠雪を観測しただけでなく、初雪・初冠雪の便りが続々と届いています。浅間山など、関東でも今シーズン初めて「初冠雪」となった所がありました。また、青森県八甲田山系の酸ケ湯では、今シーズン全国で初めて積雪が10センチを超えました。雪の積もった所では、路面の凍結に注意が必要です。



●「立冬」 初冠雪・初雪ラッシュ


7日木曜は、二十四節気の「立冬」。暦の上では、冬の始まりです。

この暦に合わせたかのように、本州付近は、西に高気圧、東に低気圧といった「西高東低」の「冬型の気圧配置」になっています。さらに、この時期にしては強い寒気が流れ込んでいるため、冬の便りが続々と届きました。

北海道では、函館地方気象台から横津岳の「初冠雪」を観測しました。平年より9日遅い観測です。

そして、北海道だけでなく、本州の山でも「初冠雪」ラッシュとなっています。富士山では、130年間の観測史上、最も遅い初冠雪となりました。

山形地方気象台からは、朝日岳・瀧山・雁戸山の初冠雪を観測しました。朝日岳は平年より13日遅く、瀧山は平年より4日遅く、雁戸山は平年より5日遅い観測です。

長野地方気象台からは、平年より13日遅く、東方連山の初冠雪を観測しました。

宇都宮地方気象台からは、平年より3日遅く、男体山の初冠雪を観測。

前橋地方気象台からは、武尊山・浅間山・白砂山の初冠雪の便りが届きました。武尊山は平年と同じ、浅間山は平年より7日遅い、白砂山は平年より8日遅い初冠雪です。

一方、北海道では、市街地でも雪が降りました。室蘭では平年より5日遅く、函館では平年より6日遅い「初雪」を観測しました。


●北海道や青森 積雪増加中


そして、北海道や青森では、積雪がどんどん増えています。

正午の積雪は、札幌では4センチを観測しました。青森県八甲田山系の酸ケ湯では28センチまで達し、全国で今季初めての積雪10センチ以上となりました。なお、昨季全国初の積雪10センチ以上は、同じく、青森県八甲田山系の酸ケ湯で、10月22日でした。

雪に慣れている所でも、シーズン最初の雪は、特に注意が必要です。


●シーズン最初の雪 慣れていても注意


冬の時期に雪の多い所に住んでいる方でも、ひと夏を過ぎると、雪道での車の運転感覚を忘れがちです。シーズン最初の雪は、たとえ雪に慣れている方でも、以下の2つのことに注意が必要です。

(1)必ず、スタッドレスタイヤに交換するか、タイヤチェーンを装着しましょう。スタッドレスタイヤは、溝が十分にあるかどうかを、事前に確認してください。あまり使っていないスタッドレスタイヤでも、時間が経てば、劣化が進みますので、シーズン前に点検が必要です。

(2)たとえ急いでいても、急ブレーキ、急なハンドル操作、急発進、急な車線変更など「急」のつく運転はやめましょう。「急」のつく運転をしてしまうと、車がスリップしやすくなります。車を発進する時や上り坂では、タイヤが空転してしまわないよう、アクセルをじわりと踏み込んでください。下り坂では、エンジンブレーキを基本として、アクセルとブレーキも適度に調整して、速度を落としてください。



このニュースに関するつぶやき

  • 来週はかなり暖かくなるのに冬が来たと言ってる馬鹿は過去の気温データを調べてから言え。エアコンを使い過ぎて自分の快適温度の幅が狭いだけ。
    • イイネ!0
    • コメント 0件

つぶやき一覧へ(11件)

ニュース設定