節約はもう限界。値上げ時代のイマドキの稼ぎ方「プチ副業」をノゾキミします。
■駐車場を使い“ほったらかし”で稼ぐ方法とは？
家族団らんしながら“ほったらかし”で月に1万円。街中でメジャーを持って、たった10分で4万円。さらに、家庭には50万円分のお宝が眠ってる！？
節約より稼ぐ、いま話題の「プチ副業」をノゾキミします。
こちらは、都内の一戸建てに住む森本さん一家。夫婦共働きで、育ち盛りのかわいいお子さん2人を育てる4人家族です。
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森本さんの妻
「キャベツとか白菜の葉物が値段上がっているので、本当はいっぱい食べたいんですけど、ちょっとあんまり（食べられない）」
そんな森本さんには、自宅の駐車場を使い“ほったらかし”で稼ぐ方法があるといいます。
すると、そこに1台の配達車が。なんと森本さん宅の駐車場に停車しました。
森本さん
「これできょうも1000円ゲットです」
森本さんのプチ副業は「自宅の空き駐車場を貸し出すこと」。
利用するのは、アキッパが運営する「駐車場のシェアサービス」。お金のやり取りからトラブルの解決まで、全て運営会社が対応してくれるので、車を停めるスペースさえあれば労力はゼロ。“ほったらかし”でいいのが最大の魅力。
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森本さんは周辺相場のおよそ半額15分110円、1日1080円で貸し出しています。
利用者
「こちら1000円ちょっとで丸1日置けるので、とても安くて助かっております」
さらに役所や公園が近い最高の立地のため、平日・休日問わず予約が殺到。月のほとんどが埋まっちゃうんです。
はたして、森本さん宅の1か月の副収入は？
森本さん
「1万から1万5000円ぐらい。年間で言うともっと大きい金額になってくるので、うれしいところですね」
森本さんの妻
「働いて増えた分じゃないのでありがたいです」
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■空きスペース探して4万円！？お金を生み出す場所とは？
続いては、横浜市在住の主婦・西塚明美さん。
西塚明美さん
「10分で4万円ぐらいになることもあるんですね。一度それを味わってしまうとやめられないです」
10分で4万円も！？いったいどんなプチ副業なのか、西塚さんの仕事をノゾキミしました。
すると、街中でメジャー片手に何かを測り始めた西塚さん。さらに今度は、人通りの多いところでも場所を探し、同じように測定を始めました。
実は、このわずかなスペースがお金を生み出すというのです。
西塚明美さん
「私の副業は、自動販売機の設置場所を探す仕事です。自分の好きなとき、空いている時間にいつでもできるので、きょうも買い物の途中でしたけど」
西塚さんは自動販売機の製造・販売を行う会社に所属。設置できる縦33cm、横116cmのスペースを見つけて交渉します。
自動販売機を設置した男性
「空いている土地を有効活用しようと思って、収益もあるかなと思い設置を考えました」
実際に設置されると報酬が支払われるといいます。気になるその額というのが…
ピープル 大川和光 代表取締役
「契約が成立すると、（1台）5000円から4万円の間でお支払いさせていただくというのが現状です」
月に1000本も売れるような場所ならば1台につき4万円になるといいます。
そのため、時間があればタウンページを片手に電話営業を行ったり、さらには自ら施設を直接訪ねることも。
西塚明美さん
「自販機の設置場所を探しているんですけども」
道場の館長
「条件がよければ全然考えますけど」
西塚さんが目をつけた場所は格闘技の道場でした。
道場の館長
「（練習で）汗をかきますので、やはり水分補給も大切なところだと思っています。むしろ来ていただいて感謝です」
西塚明美さん
「あー、よかったです、行ってみて。前からちょっと歩いてて気になっていた場所なのでよかったです」
西塚さんは過去に1か月で10台も設置し、20万円ほどの収入を得たことがあるといいます。
西塚明美さん
「主人と共通の趣味がありまして、F1観戦なんですけど、その資金にしようかと思ってます」
■家庭には「不用品」という名の“お宝”が1人あたり約53万円分も?
続いては、街でどんな「プチ副業」に興味があるか聞いてみました。
街の人
「不用品があるんだったら売買したいなという風に思います」
「1万でも2万でもメルカリとかで挑戦しようかなとは思っています」
実はメルカリの調査によると、日本各地の家庭には、こうした不用品という名のお宝が約66兆円、1人あたり約53万円分が眠っているといわれています。
主婦の隙間時間に不用品を売買して20年以上だというフリマアプリの達人・川崎さちえさんに話を聞きました。
不用品を売却して20年以上の主婦 川崎さちえさん
「自分の使わないものが、他の人がお金を出してでも欲しいっていうものになる可能性は高いと思います」
不用品をお金にざくざく変える達人ワザを披露していただくため、街で協力してくれる方をNスタが探すなかで出会ったのが、疋島由里さんです。
疋島由里さん
「（不用品を売って）少しでも子供に買えるものが増えたらいいなと思うので」
後日、フリマアプリの達人とともに疋島さんのお宅を訪ねました。まず達人がキッチンで見つけた気になるものは…
不用品を売却して20年以上の主婦 川崎さちえさん
「メーカーとかお酒の種類によるんですけど、この（日本酒の）ラベルを結構集めている人がいると聞くので」
続いて気になったのが子供服です。
疋島由里さん
「思い出があるから捨てられなくなって」
不用品を売却して20年以上の主婦 川崎さちえさん
「洋服はノーブランドであればまとめ売りをすると、保育園とか幼稚園で（頻繁に）お着換えとかするので、たくさん欲しいっていう需要もあるんですよね」
さらに…
不用品を売却して20年以上の主婦 川崎さちえさん
「これからだと本とか参考書みたいなのが売れていくかなと思います。例えば小学3年生で使っていたドリル・問題集を、4年生になるタイミングで売るとか」
その後も出るわ、出るわ…不用品という名の「お宝」で机がいっぱいに!
中でも達人が注目したのが、疋島さんがセットで買った化粧品です。
疋島由里さん
「化粧水だけ減りが早くて、乳液だけが残っちゃって」
不用品を売却して20年以上の主婦 川崎さちえさん
「（化粧品は）新品で買うとお金がかかっちゃうので、中古品でお試しで買うっていう方も結構いらっしゃいますね」
達人は、こうした不用品を確実に売るために大切なことがあるといいます。
■フリマアプリの達人が教える“確実に売るためのポイント”3選
●確実に売るためのポイント（1）「価格の事前調査」
まず達人が調べたのは、この乳液がフリマサイトでいくらで取引されているかです。
不用品を売却して20年以上の主婦 川崎さちえさん
「3800円とか3600円で売れてます。さっき見たら3時間前に売れていましたよ」
価格は、少し値下げして3500円に決定しました。
●確実に売るためのポイント（2）「キーワード」
不用品を売却して20年以上の主婦 川崎さちえさん
「ソニーの家電を売るとするじゃないですか。そうしたらアルファベットで『SONY』、カタカナで『ソニー』と書いたり、両方で書くと両方でひっかかるので」
出品する際には、アルファベットとカタカナの両方で表記することにしました。
●確実に売るためのポイント（3）「出品時間」
不用品を売却して20年以上の主婦 川崎さちえさん
「出品する時間帯をちょっと気にするといいかなと思うんですよね」
主婦の家事が落ち着く午前11時ごろに出品すると、見事、数時間で売ることができました。
そのほかにも化粧品はもちろん、赤ちゃん用のお風呂（1500円）、さらには砥石（1800円）まで、合計2万6500円の売り上げになりました。
疋島由里さん
「それ（得たお金）で自分が欲しいものを買える。使っていただける方がいるなら、ものも喜ぶでしょうし、ありがたいことだなと思っています」
節約はもう限界。今どきの稼ぎ方で、みなさんも値上げ時代を乗り切ってみては?
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