ネックストラップと充電ケーブルの2-in-1「cheero USB-C to USB-C Strap Cable Smart」を試す

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2025年03月19日 13:01  ITmedia Mobile

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「cheero USB-C to USB-C Strap Cable Smart」(写真はティ・アール・エイ提供)

 1日も終わりに近づき、スマートフォンのバッテリー残量が残り少ないことに気付く。「家に着くまで足りるだろうか……」と不安になるが、モバイルバッテリーが手元にあることを思い出し、ほっとする。


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 しかし、その直後に深い絶望感に襲われる。そう、充電用のケーブルを忘れてきてしまった。


 実を言うと、筆者は何度もこの手の失敗を繰り返している。モバイルバッテリーがただの“巨大な文鎮”となるがっかり感は半端ない。


 そんな筆者にぴったりな製品を、モバイルバッテリーなどスマホ周辺アクセサリーを手掛けるティ・アール・エイがcheeroブランドで発売した。その名も「cheero USB-C to USB-C Strap Cable Smart」(以下、Strap Cable)だ。


●長さ自由自在でUSB PD(60W)に対応


 Strap Cableは、スマホ向けのストラップとして、またはUSB Type-C to USB Type-Cケーブルとして使える、2-in-1タイプのスマホアクセサリーだ。


 普段はネックストラップやショルダーストラップとしてスマホと共に持ち歩き、いざとなったら充電ケーブルとして役に立つというもの。ストラップとして使っている間もUSB Type-Cの端子はコネクターカバーに格納できる。


 よって端子の先が何かにぶつかってつぶれたり、逆に端子が肌など柔らかいものを傷つけてしまうといった可能性は少ない。


 コネクターカバーの部品は、シリコン製でケーブルの長さ調整をするスライダーとしての役割も果たす。そのため、短めにすればネックストラップに、長くすればショルダーストラップとして使える。


 肝心の性能だが、USB PD(60W)対応でUSB 2.0規格に準拠しているため、最大で毎秒480MBのデータ転送も行える。充電用としてだけでなく、機器同士をつなぐ用途にも問題なく使える。


 ブラック、パープル、ホワイトのカラーバリエーションがあるので、好みに応じて、または装着するスマホのカラーやファッションに合わせて選べる。価格は1680円(税込)だ。


●ズレないヨレない安心感


 早速箱を開けてみよう。


 Strap Cable本体は、ケーブル留めを使わなくても形が保たれるほど頑丈でしっかりしたケーブルといった印象だ。


 手に持つとずっしりと重い。公称で約65g、実測で65.5gだった。これをデメリットと見るか肯定的に捉えるかは受け止め方によるだろうが、頑丈なケーブル、切れそうにないメッシュタイプのケーブル被膜、太さがあるゆえに首にめり込まなさそうというところに、筆者は好感を抱いた。


 充電ケーブルとして使わない場合、コネクターカバー内に端子先端がしっかり格納されている。ある程度、グッと力をかけると、端子が顔を出す。コネクターカバー部品はシリコンなので、端子先端とケーブルをがっちりホールドする。そのため、何かの拍子に緩むということがない。これも安心感につながった。


 ストラップを取り付けるのに、ストラップホールのないケースを使っているという場合でも安心だ。ストラップホール機能を追加するシートが付属している。こちらはかなり丈夫だが、薄さも兼ね備えている。スマホケースとスマホの間に挟み込んでみたが、ケースのヘリからスマホのディスプレイが飛び出す、ということはなかった。


 Strap Cableには、使用上の注意書が付属している。「ケーブル使うのに注意書き? 注意されなくても使えるよ」と思うなかれ。「首に掛けたまま使わないように、など新しいタイプだからこその注意事項が記載されているのだ。


●ポータブルPCにも使えるパワフルさが魅力


 最大60W出力のUSB PDに対応とのことなので、100W出力可能なモバイルバッテリーを持って外に出掛けてみた。出先で作業をしていると、テザリングをするためスマホのバッテリー残量が見る見るうちに減ってしまう。もちろん、作業しているポータブルPCの残量も減る。


 筆者が愛用しているiPhone 16にStrap Cableを使って充電したところ、約5V/2Aで充電できた。


 バッテリー残量が回復したので、今度はポータブルPC「AYANEO SLIDE」の出番だ。こちらは最大TDPが28Wだ。


 最大100W出力対応のモバイルバッテリーから、Strap Cableを使ってAYANEO SLIDEへ充電したところ、約20V/1.38で充電しているのを確認できた。最大では20V/1.88Aであった。


 バッテリーを持ってきたが、ケーブルを忘れてきてしまった、そんな経験をしたことがあるのは、決して筆者だけではないはずだ。だからこそ、ケーブル内蔵モバイルバッテリーが増えてきているのではないだろうか。


 Strap Cableがあれば、ケーブルを内蔵していないモバイルバッテリーでも安心して購入できる。製品選択の幅を広げてくれる良い製品だ。


(製品協力:ティ・アール・エイ)



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