千住明、大阪・関西万博内パビリオンで公開される『ネオアトム』楽曲は「完全に継承です」 60年かけてたどり着いた現在地

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2025年03月19日 14:20  ORICON NEWS

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『ネオアトム』楽曲への思いを明かした千住明氏 (C)ORICON NewS inc.
 音楽家の千住明氏が19日、都内で行われた2025年大阪・関西万博「PASONA NATUREVERSE」『パビリオンテーマソング』・新キャラクター 『ネオアトム』制作発表会に登壇。この度手掛けた楽曲への思いを明かした。

【画像】「12歳の子どもの身体能力と同等」新キャラクター『ネオアトム』詳細情報

 パビリオン「PASONA NATUREVERSE」は、パソナグループが2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)に出展。サウンドプロデューサーに作曲家の千住氏を迎え、パビリオン全館の展示に関わる音楽・音響をトータルでプロデュースする。また、同パビリオンでナビゲーター(案内役)として、ブラック・ジャックの手によって生まれ変わった新キャラクター『ネオアトム』が登場。手塚プロダクションが制作し、音楽を千住氏、ナレーションを平原綾香が手掛けた特別ショートムービー『ネオアトム誕生』が上映され、来場者の方々をNATUREVERSE の世界へと誘う。テーマソングには、千住氏が作曲し平原が歌う『いのち、ありがとう/80億の未来へ』。

 千住氏は自身も“アトム世代”だとし、「63年の白黒放送があったんですが、うちの兄弟はこれを見ながら(育った)。妹はもう生まれたばっかりぐらいですけど、兄貴も鉄腕アトムをずっと壁に描いてたんですよ。強烈な印象で、アトムと共に育った」と振り返る。

 また、今回のパビリオンテーマソングにも影響があるとし、「『想像を超えて』というところと『10万馬力だ』というところで、実はそのメロディーを使ってます。それで新しく生まれ変わったということを表しています」と明かす。

 千住氏は「冨田(勲)先生が手塚先生と組んでいくつかフィルムを作っていて、本当にディズニーに対抗しようとしているんです。曲をぴったり合わせてシンクロさせているなど。僕、実はちょっと冨田先生を手伝っていたことがあって、当時の話ややり方を全部聞いていたので、今回は完全に継承です」とし、「冨田先生が手塚先生のアニメーションをやっていたものと、全く同じ方法で今回はやらせていただきます」と語った。

 さらに「今回初めて言いますけども」と前置きし、「僕もやっとここにたどり着いて。うちの妹が17歳ぐらいの時に『火の鳥2772』(1980年)という映画があって、手塚先生がスケッチをして描いたというキャラクターが出てくるんですけども、そのときにそのスタジオに遊びに行っていて、見ていたんです。これはすごいなと思ってたんですね。そういう意味では、僕も60年かけてやっとたどり着いた」と遥かな道のりに思いを馳せた。

 イベントにはほかに、平原、パソナグループ代表取締役グループ代表・南部靖之氏、手塚プロダクション代表取締役社長・松谷孝征氏、手塚プロダクション統括プロデューサー・日高海氏が登壇した。

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