スルガ銀行の看板 スルガ銀行は13日、投資用のアパートやマンションへの不正融資問題を巡り、金融庁から銀行法に基づく報告徴求命令を受けたと発表した。金融庁は、全ての債務者の個別解決に至らず、対応が長期化していることを問題視。早期解決に向けて具体的な改善策の報告を求めた。
スルガ銀は「報告徴求を真摯(しんし)に受け止め、適時適切な情報開示を行う」とコメント。相談窓口の拡充や個別対話の呼び掛けなどを通じ、解決の加速化を図る方針だ。
スルガ銀では2018年、シェアハウスなど投資用不動産を巡る不正融資が発覚。ガバナンス(企業統治)体制の強化といった再発防止策を進めるとともに、債権の一括譲渡も行い、シェアハウス問題は解決したとしている。