


私の勤める会社はフレックス制です。ですから、家のことをするときは仕事を抜け、アキラが寝たあとに仕事へ戻ることもしばしば。

私がおそるおそるインターフォンの画面をのぞくと、近所に住むコバヤシさん宅のショウマくん、リクトくんがうつっています。

実はコバヤシきょうだい、うちだけではなくいろんな家を回っては「遊べないか?」と声をかけているのです。

リクトくんは隣のクラスですし、そこまで親しいわけでもないようです。
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今日はあっさり諦めてくれましたが、断ってもねばることがあります。以前は行き場のない様子のコバヤシきょうだいを、かわいそうに思って自宅にあげていたこともあります。しかし……。

まったくマナーがなっていません。後日、コバヤシきょうだいのお母さんに会ったので「先日は息子さんたちが遊びに来て……」と声をかけると、訪問のことを知らなかったのです……。

私は恵まれた環境で働けていると思います。
それでもアキラには、私たちが家にいない日は安全のためにも学童で過ごしてもらっています。
しかしコバヤシきょうだいは学童は利用せず、ずっと家で留守番です。
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このきょうだいになにかあったらどうするのだろうかと、おせっかいながらも心配ですし、地域に迷惑をかけているという現状も変えてほしいと思っています。
【中編】へ続く。
原案・ママスタ 脚本・もえこ 作画・魚師 編集・横内みか
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