13日は西日本を中心に猛暑 熊本や山口で36℃予想 復旧作業は熱中症に警戒

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2025年08月13日 05:41  日本気象協会

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今日13日は日差しで気温が上昇。大雨の被災地・熊本や山口で最高気温36℃など、体温並みの暑さに。熱中症警戒アラートが沖縄から東海の16府県に発表。熱中症対策を万全に。

西日本中心に猛暑 熱中症に警戒

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今日13日は前線の活動が弱まって、晴れ間の出る所が多いでしょう。四国や中国地方から関東は雲が広がりやすいですが、九州や東北、北海道は晴れる時間が長くなりそうです。

日中は日差しで気温が上がり、西日本を中心に最高気温35℃以上の猛暑日地点が昨日12日(7地点)より増えるでしょう。大分県の日田では37℃、熊本や山口などで36℃と、体温並みの暑さになりそうです。大雨の復旧作業にあたる際は、こまめな水分補給を心がけてください。エアコンがない中での作業は風通しを良くしたり、無理をせず休憩を取りながら行いましょう。

熱中症警戒アラートが、沖縄県(八重山地方・沖縄本島地方)、鹿児島県、熊本県、佐賀県、長崎県、大分県、福岡県、山口県、愛媛県、香川県、島根県、広島県、和歌山県、兵庫県、大阪府、三重県の16府県に発表されています。高知県や東京都など、熱中症警戒アラートが発表されていない地域でも、暑さ指数が31以上の「危険」の所があり、万全の熱中症対策が必要です。

所々で雷雨 先島諸島は台風11号が接近

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気温が上がることで、午後は山沿いを中心に雨雲が湧くでしょう。特に雨雲が発達しやすいエリアは九州から近畿で、雷を伴った激しい雨の降る所がありそうです。

九州北部や北陸など、これまでの大雨で地盤が緩んでいる所があり、少しの雨でも土砂災害が発生するおそれがあります。最新の情報を確認するとともに、崖などには近づかないようにしてください。

また、朝にかけて、強い台風11号が沖縄県の先島諸島に最も接近する予想です。先島諸島は断続的に雨が降り、風が強く吹くでしょう。昼過ぎにかけては、うねりを伴った高波に警戒してください。

プレクーリングで熱中症予防

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熱中症対策の1つに「プレクーリング」があります。これは、屋外の作業などを始める前に、あらかじめ体を冷やしておくことで、作業中に体温が上がるペースを緩やかにする方法です。プレクーリングには、2つの種類があります。

1つは、体の内部から冷やす方法です。冷たい物を飲むことで体の内部から冷やすことができますが、おすすめは「アイススラリー」です。スポーツ飲料と凍らせたスポーツ飲料を、ミキサーで撹拌して作ります。微細な氷と液体が混ざっているので、液体だけを飲む時に比べて、冷たさがゆっくりと体の内部に浸透します。水分だけでなく、塩分や栄養素も補給できますが、一度に大量に飲むと、胃に負担をかけるので、少しずつ飲みましょう。1回に100グラム程度、数回に分けて飲むのがよいとされています。

もう1つは、体の外部から冷やす方法です。保冷剤などが体に接触するように作られたクールベストや、ファンのついた上着を着るのもおすすめです。また、水の入った器に手や足を入れて、10分程度、冷やすだけでもプレクーリングできますが、水温は10〜15℃が効果的で、温度が低すぎると血管が収縮してしまい、逆効果になります。他にも、休憩時間に、椅子に座り、手足を水につけながら、スプレーで全身に水をかけて扇風機で風を送ると、脱水状態が軽減されます。

プレクーリングは、いくつかの方法を組み合わせて実施するとより効果的です。暑い中での作業でも、できるだけ熱中症を防いでください。

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