
深夜のコンビニで働いていると、思いがけない経験をすることもあるようだ。投稿を寄せた愛媛県の50代女性(サービス・販売・外食)は、かつてアルバイトをしていたコンビニでの忘れられない出来事を書いている。
当時、時給が高いという理由で深夜シフトに入っていた女性。そこには、毎晩のようにやってくる高齢の常連客がいた。店に入って来る前から酒に酔っている様子の男性で、成人向けの雑誌を購入するのがお決まりだった。(文:長田コウ)
「レジ前でオラオラ状態」の男性客
ある夜、その男性客がいつものように、レジにやってきた。手にしていたのは、数冊の成人向け雑誌。しかし、その中に同じものが2冊含まれていた。女性は店員として、こう尋ねた。
「お客様、コチラの商品、同じものになりますが大丈夫でしょうか?」
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すると、男性客はなぜか急に怒りだしたという。良かれと思ってかけた一言が、男性にとっては気に食わなかったのだろうか。当時、その店は利益を重視するオーナーの方針で、深夜は従業員が一人きり。こう振り返っている。
「か弱い従業員なら泣いていたかもしれませんが…」
「私で運がヨカッタね」
女性は諦めずに冷静な対応を続けた。
「何度か丁寧に説明させていただいたのですが伝わらずレジ前でオラオラ状態。『お客様〜、では警察呼びますね〜!』とお声掛けには反応して下さり買い物もせずに店を出ていきました」
警察という言葉には、さすがの男性客も恐れをなしたのだろう。この男性客について、近くにある団地で一人暮らしなのだろうと推測する女性。「お気の毒なお客様だと思います」として、こう投稿を結んでいる。
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「次の日、いつものように来店されました。淋しいお客様でした」
迷惑行為は決して許されるものではないが、その背景には何か事情があると想像力を働かせることも、必要かもしれない。
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