洗濯のプロ直伝!秋の生乾き対策、黄ばみ汚れには粉末洗剤…水は多めでタオルふかふか【Nスタ解説】

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2025年10月09日 20:54  TBS NEWS DIG

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TBS NEWS DIG

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あれだけ暑かった夏からようやく秋の気配に。東京都心は10月に入って30℃以上の「真夏日」がゼロ。涼しくなって嬉しい反面、「洗濯」には少々ストレスがかかっているようです。

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洗濯のプロは「部屋干し」推し?その理由とは

井上貴博キャスター:
これからの時期、厚手の生地を着る機会が増えたり、日照時間が短かったりすることから、梅雨の時期だけではなく、秋も生乾き対策が重要だといいます。

そこで秋の賢い洗濯術について、洗濯のプロ集団「洗濯ブラザーズ」の1人で、クリーニング店を経営している茂木康之さんに話を聞きました。

茂木さんによると、生乾きの原因は「モラクセラ菌」という常在菌だといいます。この菌は人間の皮膚にもいて、悪いものではないものの、人の皮脂や水分をエサに増殖することで、ニオイにつながるということです。

衣類を脱水してから5時間以上経つと菌が増殖するため、脱水にかけてから「5時間以内に乾かしきること」が重要だとしています。

そして秋にオススメの洗濯物の干し方は、▼「部屋干し」だといいます。空気が乾燥し始めるため、部屋干しで十分乾くためだということです。

▼「外干し」は紫外線・花粉・黄砂などで洋服にダメージがかかったり、乾きすぎて衣類がパキパキになったりしてしまうため、洗濯ブラザーズの皆さんは、基本的に通年で部屋干しがいいとしています。

ただ部屋干しで怖いのが「生乾き」です。茂木さんによると、部屋干しにオススメなのは、広い部屋よりも「狭い部屋」だといいます。

広い部屋の湿度を一気に下げようとすると労力がかかりますが、狭い部屋であれば、サーキュレーターで除湿するなど、コントロールがしやすいためです。

きょうから実践!ちょっとした工夫で“生乾き臭”を防ぐ

井上貴博キャスター:
生乾きを防ぐための干し方について、茂木さんは「衣類を裏返して干すこと」をすすめています。ポケットなどに水分がたまり、臭くなってしまうことを避けるため、裏返した方がいいということです。

また、生乾き臭がする衣類については、「乾ききる前にアイロンで仕上げること」をすすめています。菌は120℃以上で死滅するため、生地が分厚いところやポケットの辺りなどをピンポイントでアイロンをかけると効果が出るということです。

また、Tシャツの黄ばみにオススメな洗剤は「粉末」だといいます。アルカリ度が高く、黄ばみの原因である皮脂(タンパク質)がよく落ちるそうです。お湯で溶かしてから洗濯機に入れるといいということです。

そしてゴワゴワになってしまったタオルは、水の量を「多め」にして洗うことで、ふわふわに復活するそうです。水の量が多いと繊維がぶつかりにくくなるため、パイル地も立ちやすくなるといいます。

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