傘を差してJR東京駅前を歩く人たち(資料写真) 厚生労働省が22日発表した2025年度の毎月勤労統計調査(確報、従業員5人以上)によると、現金給与総額(名目賃金)に物価変動を反映させた実質賃金は、前年度比0.5%減少した。マイナスは4年連続で、減少率は前年度と同じだった。春闘では高水準の賃上げが相次いだが、物価上昇に賃金の伸びは追い付いていない。
基本給や残業代などを合わせた現金給与総額は2.5%増の35万7979円。このうち、基本給を中心とする所定内給与は2.4%増の26万9631円だった。
一方、実質賃金の算出に用いる消費者物価指数(持ち家の帰属家賃を除く総合)は3.0%上昇。前年度(3.5%上昇)と比べると縮小したものの、高止まりが続いている。