「本当に夢のよう」=日本被団協が会見―ノーベル平和賞

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2024年10月11日 19:01  時事通信社

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ノーベル平和賞の発表直後、自分の頬をつまむ日本被団協の箕牧智之代表委員=11日午後、広島市
 ノーベル平和賞の受賞が決まった日本被団協の箕牧智之代表委員は広島市役所で記者会見し、「いま、本当にもう夢のよう」と喜びを語った。

 発表の瞬間、スマートフォンでインターネット中継を聞いていた箕牧さんは自分の頬をつまみ、信じられない様子。「いま『ニホンヒダンキョウ』って言ったよね」と記者に確認し、実感が湧いてきたのか涙ぐみながら質問に答えた。

 箕牧さんは「賞をいただくことで発言力が一段と上がるのではないか」と指摘。「地球上から核兵器が無くなるまで私たち被爆者は訴えていかないといけない」と今後の活動への意気込みを話した。

 長年、被爆者として活動をけん引し、2021年に亡くなった元代表委員の坪井直さんに対し、「受賞することになりましたよ」と伝えたいと述べた。一方で、日本政府に「核兵器禁止条約の署名批准を前向きに考えてもらわないといけない」と注文を付けた。 

ノーベル平和賞の受賞決定を受け、記者会見する日本被団協の箕牧智之代表委員(右奥)と高校生平和大使=11日午後、広島市
ノーベル平和賞の受賞決定を受け、記者会見する日本被団協の箕牧智之代表委員(右奥)と高校生平和大使=11日午後、広島市

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  • 世界のどこかで続く昨今の紛争に一石を投じる国際社会からのメッセージという意味でも、今回の日本被団協への平和賞受賞は大きな意義のある出来事と言えるはず。
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