東証プライム市場に上場し、記念撮影に応じるJX金属の役員ら=19日午前、東京都中央区 非鉄大手のJX金属が19日、東証プライム市場に上場した。初値は1株843円と、公開価格の820円を約3%上回った。初値を基に計算した時価総額は約7800億円となり、今年度では昨年10月に上場した東京地下鉄(東京メトロ)に次ぐ規模となった。
JX金属は銅鉱山の開発のほか、半導体材料や情報通信材料などの製造も手掛けている。午前中の取引では一時、875円まで値を上げる場面があった。
JX金属はENEOSホールディングス(HD)の完全子会社だったが、上場に伴い持ち分法適用会社となる。ENEOSHDは、株式売り出しで得た資金を液化天然ガス(LNG)事業への投資などに充てる見込み。