子どもは大人より7℃も暑い環境になる“こども気温”、熱中症リスクに警鐘

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2025年05月22日 14:30  ORICON NEWS

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サントリー、熱中症対策に関する啓発活動
 サントリーは、『GREEN DA・KA・RA』ブランドの啓発活動の一環として、子どもの身長の高さで計測した気温が大人と比較して約7℃高くなるという子ども特有の暑熱環境を「こども気温」と称し、熱中症対策に関する啓発活動を行っている。

【表】大人の3倍以上? 「こども気温」換算での猛暑日

 「こども気温」は、サントリーと気象専門会社のウェザーマップが2023年に実施した実験から生まれた概念。地面からの照り返しなどの影響で、子どもが感じる気温は大人よりも約7℃程度高くなることが判明している。たとえば大人にとっては「夏日」でも、子どもの環境では「猛暑日」に相当することもある。

 さらに、サントリーは「子どもは汗っかきではない」という意外な事実にも着目。大阪国際大学名誉教授医学博士の井上芳光氏は、「思春期前の子どもは大人より汗腺のサイズが小さく、その働きも未熟なため、同じ体表面積当たりの発汗量は大人より少なく、6割程度しか汗をかけないことが研究で分かっています」と指摘。発汗能力が未熟なため、体に熱がこもりやすく、猛暑日のような高温下では熱中症リスクが高まると警鐘を鳴らす。

 救急専門医の藤田正彦氏は、子どもの熱中症対策に必要な3つの行動として、「観察」「水分補給」「暑さから逃げる」を挙げる。特に「暑さから逃げる」については盲点になりがちで、「水分補給だけ行っていても、熱中症対策は不十分」とし、15〜20分に一度は風通しのよい日陰や屋内で休憩を取ると決めておくことが予防策として有効だと語っている。

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  • デブは標準の体型の者よりも多く遠赤外線を出している。恐竜の巨大化と風呂のお湯の理論からすると、身体がデカいと、暖まりづらい。が、一度暖まると冷めづらい。総合すると、肥満児はより危険…なんてか(笑)
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