Z世代の界隈別トレンドランキング発表　グランジやY2K、バレエコアが人気

　ウィゴーが運営する「WE LABO ［ヒト・コト・モノ・バ］研究所（以下、ウィー ラボ）が、ウィゴーが運営するSNSコミュニティでZ世代を対象に調査を実施し、「2025年上半期トレンドランキング」を発表した。同調査では、「JK界隈」「二次元オタク界隈」「三次元オタク界隈」「韓国界隈」「ダンサー界隈」「地雷界隈」「ギャル界隈」「ガーリー界隈」の8つの領域をリサーチ。総計12万以上を超える回答から「モノ・コト」「コトバ」「インフルエンサー」「タレント」「ミュージック」「ファッション」「ビューティ」「グルメ」「キャラクター」の9部門に分け、ランキング化した。

　ウィーラボはZ世代の興味関心について、多様化する趣味嗜好の中で各界隈ごとのカルチャーが深く根付きながらも、独自の進化を遂げていると分析している。ファッション部門では、JK界隈で制服文化と親和性の高い「バレエコア」が1位を獲得。二次元オタク界隈では、1位を「Y2K」が、2位を淡い色使いでまとめた天使のようなスタイルの「エンジェルコア」が占めた。地雷界隈の1位は、グランジ／フェアリーグランジ。コミュニティの持つ退廃的な世界観と紐付いた、ダークでフェミニンなファッションがトレンドだ。ガーリー界隈では、JK界隈同様バレエコアが1位。中国のSNSから波及した「ミュウミュウ（MIU MIU）」のアイテムを使ったようなコーディネートを意味する「miu系穿搭」が3位にランクインした。ギャル界隈では、地雷界隈でもトップだったグランジが1位、続いてアイドルグループ「NCT WISH」のコンセプトから派生した「ウィッシュコア」が2位に入った。
　ビューティ部門では昨年9月に日本初の旗艦店をオープンした韓国発コスメブランド「フィー（fwee）」がJK界隈、二次元オタク界隈、韓国界隈、地雷界隈で1位を獲得。さらにダンサー界隈、ガーリー界隈でもトップ3にランクインし、人気の高さを示した。