天理大ラグビー部員２人を逮捕＝大麻譲り受け、所持容疑―奈良県警

　大麻を譲り受けるなどしたとして、奈良県警は１１日、麻薬取締法違反の疑いで、天理大３年のラグビー部員弘田士道（２０）＝同県天理市指柳町＝、島田郁（２０）＝同＝両容疑者を逮捕した。いずれも容疑を認めているという。

　逮捕容疑は、弘田容疑者が２０２４年１２月２８日午後９時５５分ごろ、天理市内のドラッグストア駐車場で、大麻約１グラムを４０００円で譲り受けた疑い。島田容疑者は今月１１日午前５時ごろ、学生寮の居室で大麻若干量を所持した疑い。

　奈良署によると、別の密売事件の捜査で弘田容疑者が大麻を譲り受けた疑いが浮上し、同日、学生寮を捜索したところ島田容疑者の所持も発覚した。今後、詳しい入手経路や他の部員の関与がないか調べる。

　天理大ラグビー部は２１年、全国大学選手権で初優勝し、今年で創部１００周年の強豪校。部員２人の逮捕について、同大広報課は「事実確認中で、回答は差し控える」とコメントした。