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元タレント中居正広氏(52)のトラブルに端を発するフジテレビの一連の問題を受け、19日、元同局アナウンサーの被害女性が代理人を通じて日刊スポーツの取材に書面でコメントし、同局清水賢治社長から対面で謝罪を受けたと明かした。
被害女性は「本日、株式会社フジテレビジョン(以下、『会社』といいます。)清水賢治社長とお会いし、会社の業務の延長線上という状況の中で私がひどい被害を受けてしまったこと、私の被害申告に対して会社として適切な対応を行わず、アナウンサーとして復職するという私の希望が絶たれてしまったこと、会社のリリースの内容や記者会見における発言等によって私に二次被害を与えたこと、等について、会社としての謝罪を受けました」と報告。
「また、今も続いている私に対する不当な攻撃や誹謗中傷に対し、会社として私と協力して必要な措置を講じていくことや、この間会社や会社の役職員の対応に関連して私が被った経済的・精神的損害に対する補償について、合意をいたしました」と明かした。
「第三者委員会の報告書が公表された時にもコメントしたように、私が受けた被害は一生消えることはありませんが、本日、会社からの謝罪を受け、上記の合意をしたことを一つの区切りとして、新たな気持ちで生きていこうと思います」とし、「会社には、私のように業務の延長線上で被害にあってキャリアを諦めてしまった女性や辛い思いを抱えながら必死に働いている女性が他にも多くいることに思いを致し、組織風土をしっかりと見直し、二度とこのような被害が起こらないように努力を続けてほしいと思います」と訴えた。
「SNSやネット上で続いている事実に基づかない攻撃やひどい誹謗中傷には、心がずたずたになるような辛い思いをし、時には生命の危険を感じることもありました。これからは会社が、社員・元社員等への根拠のない誹謗中傷等に対する対処の一つとして、私に対する攻撃についても厳正に対応していくことになり、心強く思っています」と強調し、「SNSやネット上の『言論』による人権侵害も決して許されないものであり、会社と協力して厳しく対応していきます」と伝えた。
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「最後になりますが、これまで私を支え励まして下さった多くの皆さまに心から感謝申し上げます。2025年6月19日女性A」と結んだ。
この日、フジテレビも、清水賢治社長(64)が被害女性に対面で謝罪したと公式サイトで発表した。また、誹謗(ひぼう)中傷対策などについても被害女性と合意したとした。
同局は「この度の当社で発生した人権・コンプライアンスに関する問題により、ご迷惑・ご心配をおかけしていますことを改めて深くお詫び申し上げます」とし、「当社は、本日、第三者委員会の調査報告書における本事案、並びに、本事案に関連する当社及び当社の役職員の一連の対応に関して、被害女性Aさん(第三者委員会の調査報告書における女性A)に対して謝罪を行うとともに、Aさんとの間で誹謗中傷対策等について合意いたしましたので、以下の通りお知らせいたします」となどと伝えていた。
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