万博、来場者に麻しん陽性者を確認　6月21日の来場者に呼びかけ　大阪府も注意喚起

　大阪・関西万博の公式サイトが5日に更新し、万博会場内の施設を利用した人から麻しん（はしか）陽性者が確認されたと発表した。

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　サイトでは「6月21日に大阪・関西万博に来場した方へ」と呼びかけ「2025年（令和7年）7月3日（木曜日）、神奈川県の保健所管内において、麻しん（はしか）陽性者が確認されました」と公表した。

　「神奈川県の保健所が当該患者の疫学調査を行った結果、大阪・関西万博会場内の施設を利用しており、不特定の方と接触している可能性があることが判明しましたので、広く注意喚起をするものです。また、利用した施設等の関係従事者に対しては、大阪市保健所の指導のもと健康観察を実施します」と状況を伝えた。「なお、本注意情報は、神奈川県、大阪府並びに大阪市と同時公表しています」と付け加えた。

　また、大阪府はサイトで、陽性者が10代の男性で万博のシャトルバスを利用。よしもと waraii myraii館、飯田グループ×大阪公立大学共同出展館、ORA 外食パビリオン「宴〜UTAGE〜」、欧州連合(EU)パビリオン、アルジェリアパビリオン、カンボジアパビリオン、チリパビリオン、チュニジア共和国パビリオンを訪れたことを公表。

　「麻しんウイルスの空気中での生存期間は2時間以下とされています。現時点において麻しん患者が利用した施設等を利用されても感染の心配はありません」とし「麻しんの潜伏期間は、約10日から12日（最大21日間）で、麻しん患者と接触した場合には、接触後3週間（21日間）注意が必要です」「上記感染の可能性がある日時に施設を利用された方で、7月12日（土曜日）までに発熱・発疹等、麻しんを疑う症状が現れた場合は、事前に医療機関に連絡の上、マスクを着用し、公共交通機関の利用は避けていただき、速やかに受診してください」と注意を呼びかけている。