デニム老舗「リー」売却先が決定 ABGが最大10億ドルで取得へ

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2026年05月22日 10:51  Fashionsnap.com

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リーのデニム

Image by: FASHIONSNAP
 「ラングラー(Wrangler)」や「ヘリーハンセン(HELLY HANSEN)」などを擁する米国のアパレル企業コントゥール・ブランズ(Kontoor Brands、以下コントゥール)が、傘下の老舗デニムブランド「リー(Lee)」を米国のブランド管理会社オーセンティック・ブランズ・グループ(Authentic Brands Group、以下ABG)に売却すると発表した。取引総額は最大10億ドル(約1590億円)。当初対価としての7億5000万ドル(約1192億円)に加え、業績に応じて対価の一部を後払いする「アーンアウト」分が最大2億5000万ドル(約397億円)に上る見込み。取引は今年後半に完了する予定だ。

 コントゥールは、VFコーポレーション(VF Corporation)が当時傘下だったリーとラングラーのデニム事業をスピンオフさせて2018年に設立。両ブランドはVFコーポレーションが買収する前のブルーベル・ホールディングス(Blue Bell Holdings)時代を含めると40年近くにわたり“兄弟ブランド”として扱われてきたが、ABGの買収により決別することとなる。
 リーの売却計画は今年5月に発表していた。ポートフォリオをより高成長なカテゴリーやチャネル、地域にシフトすることを狙いとし、具体的にはラングラーと「ヘリーハンセン(HELLY HANSEN)」に注力するという。売却によって得られた資金は、7億5000万ドル規模の自社株買いの拡大や債務の返済、今後のオーガニック成長への再投資に充てる予定。
 リーは世界73ヶ国で展開し、年間小売売上高は約15億ドル相当。売り上げシェアのうち約40%が米国およびカナダ以外の地域だという。ABGのジェイミー・ソルター(Jamie Salter)創業者兼執行会長は「リーの最大の魅力は、その遺産(レガシー)にある。1世紀以上の歴史、認知度、そして文化的関連性をすでに備えた、デニム界で最も重要なブランドの一つ」と評価。今後、リーの事業をライセンスビジネスモデルへと移行させる計画で、ABGが持つ1700社以上のパートナーネットワークやマーケティング力を活用し、アパレルだけではなくコンテンツや体験型ビジネス、ライフスタイル全般のカテゴリーへとブランドを拡張していくことを目指すという。
 ABGはこれまでに「ブルックス ブラザーズ(Brooks Brothers)」や「バーニーズ ニューヨーク(BARNEYS NEW YORK)」のほか、「フォーエバー 21(FOREVER 21)」「リーボック(Reebok)」「テッドベーカー(TED BAKER)」といったブランドを傘下に収めている。

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