「スクショで報酬」に注意=高額請求、被害10億円超―消費者庁

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2025年03月18日 14:01  時事通信社

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時事通信社

消費者庁が入る中央合同庁舎第4号館=東京都千代田区
 「動画のスクリーンショットを送れば報酬がもらえる」とうたい、作業ミスなどの名目で高額送金を求められる被害が相次いでいる。消費者庁には昨年1年間で1615件の相談が寄せられ、確認された被害額は10億円を超えた。

 同庁によると、被害者は動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」やインスタグラムなどで「簡単に稼げる副業」とうたう広告を通じて勧誘された。「要求通りに動画を見るだけで、報酬がもらえる」と説明され、見た動画のスクリーンショットをLINEで送信すると実際に数百円の報酬が支払われたという。

 報酬を払って信用させた後で、「より高い報酬を得るためには参加費用が必要」「作業ミスがあったので追加送金が必要」などと金銭を要求してくるという。20〜50代の被害が多く、数千万円を支払った人もいた。

 追加で払った費用は、作業が完了すれば返金されると説明されていたが、実際に返金されたケースはなかったという。

 同庁は「『簡単に稼げる』と称する副業を信用せず、お金を振り込まないようにしてほしい」と呼び掛けている。 

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  • スキマバイトや日雇いバイトの求人アプリ等がこのような犯罪の温床になっているので 何らかの法規制は必要
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