出前館、アカウント不正譲渡報道に言及 出前館が15日、公式サイトを更新。同社宅配サービスについて、配達員のアカウントをめぐる一部報道について説明した。
【写真】『出前館』浜田雅功CDO(チーフ・出前・オフィサー)の名刺 発表では「5月15日(木)の一部報道について」と題し、「当社の配達員としての登録資格がない別の人物が使うことを隠して配達員登録を行い、登録資格の無い者にアカウントを貸し出して報酬を得ていた人物が逮捕された旨の報道がなされました」と説明した。
この内容について「当社は、日本国内における就労の制限が無い方のみ配達員の登録および登録した本人のアカウントのみで就労を可能としております」と言及。「配達員アカウントが貸し出しされ、本来就業が出来ない方が配達員として稼働していることを検知して以来、必要な機関への情報提供や被害届提出などの相談を進める一方、アカウント作成時の審査の手順追加や転貸が疑われるアカウントの再審査プログラムの実施を通じたオペレーション強化や、顔認証を含む本人確認システムの改修・強化などの対応を進めてまいりました」と対応をつづった。
続けて「当社は、登録審査の強化および稼働時の本人確認などを通じ、登録された配達員が正しく就労いただく仕組みづくりを継続するとともに、不当なアカウントの貸し出しについての法的対応を含め、断固として許容しない強い姿勢と対応で臨んでおります」と呼びかけ。「また、配達員アカウントの貸し借りにリスクがあることが広く認知され、そのような不正行為が無くなるよう、引き続き注意喚起など啓蒙活動を行うとともに、継続して不正対策を講じてまいります」とコメントした。
そして最後に「この度は、ユーザー、加盟店、配達員のみなさまに、多大なるご心配とご迷惑をおかけしたことを深くお詫び申し上げます」と謝罪。「引き続きより良いライフインフラを築くために安心、安全にご利用いただけるデリバリーサービスを提供することを目指してまいります」と締めくくった。