17日〜18日は大阪など西日本は警報級の大雨か 雨が強まり滝のような雨も

62

2025年05月15日 17:44  日本気象協会

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

日本気象協会

写真

17日(土)から18日(日)にかけては前線の影響で全国的に雨が降り、強い雨や雷雨となる所があるでしょう。局地的には滝のような雨も。大阪や長崎、鹿児島など西日本では警報級の大雨となるおそれがあります。

梅雨入り前に大雨のおそれ

画像A

明日16日(金)は西から前線が近づき、天気は下り坂に向かいます。九州の早い所では昼頃から雨が降りだし、夜遅くなると激しい雨や雷雨となる所がありそうです。中国、四国や近畿も夜は雨の降る所が多いでしょう。

17日(土)には前線がさらに東進して雨の範囲が東や北へ広がります。また、発達した雨雲がかかりやすくなるでしょう。九州から関東にかけては断続的に雨で、雷を伴って雨脚の強まる時間がありそうです。局地的には道路があっという間に冠水するほどの非常に激しい雨が降るでしょう。特に発達した雨雲がかかりやすいのは、太平洋側の、南西に開けた山の斜面などです。前線が本州付近に停滞する18日(日)にかけて西日本を中心に梅雨入り前の大雨に注意が必要です。

なお、17日(土)は長崎県や大阪府で、18日(日)には鹿児島県で警報級の大雨となるおそれがあり、前線の活動の程度によっては、さらに警報級の大雨エリアが拡大することも考えられます。このあとも最新の天気予報を確認してください。

非常に激しい雨って どんな雨?

画像B

非常に激しい雨は、1時間雨量が50ミリ以上〜80ミリ未満の雨を表しています。これは、滝のように降る雨で、ゴーゴーと降り続くイメージです。また、傘は全く役にたたないレベルで、木造住宅の屋内では、寝ている人の半数くらいが雨に気づくほどです。外では水しぶきで、あたり一面が白っぽくなり、視界が悪くなるため、車の運転は危険です。

なお、1時間に50ミリの雨というのは、雨水が別の場所に流れず、そのまま、たまる状態だと、降った雨が50ミリの高さになるくらいです。1時間に50ミリの雨が、1平方メートルに降ると、50リットルの量になります。例えば、傘を開いた面積がおおむね1平方メートルなので、1時間、傘をさしていると、牛乳パック50本分もの雨が、傘にあたることになるのです。

ただ、実際は、まわりの雨水が集まると、その地点に降った雨の量よりも多く、水がたまることもあります。非常に激しい雨が降ると予想される所では、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水・氾濫に、十分ご注意ください。

このニュースに関するつぶやき

  • 俺が休みだから(⁠-⁠_⁠-⁠;⁠)
    • イイネ!2
    • コメント 0件

つぶやき一覧へ(37件)

ニュース設定