
【写真】初週からいろんなことがありました…『ばけばけ』写真でイッキ見
『ばけばけ』は、明治時代に日本国籍を取得したラフカディオ・ハーンこと小泉八雲の妻・小泉セツの半生をモチーフに、急速に西洋化していく日本の中で埋もれてきた名もなき人々に光をあて、代弁者として語り紡いでいく1組の夫婦の物語を描いていく。高石が主人公で没落士族の娘・松野トキを演じ、トミー・バストウが彼女の夫となるヘブンを演じる。脚本は、劇場版も製作されたドラマ『バイプレイヤーズ』シリーズ(テレビ東京系)や『阿佐ヶ谷姉妹の のほほんふたり暮らし』(NHK)などの作品で知られる劇作家のふじきみつ彦が手がけている。
■「朝からみそ汁吹いた」第1回からまさかの展開?
9月29日に放送された第1回は、トキが夫・ヘブンに怪談を聞かせるシーンからスタート。ろうそくの灯りに照らされたトキの迫力満点の語りに、すっかり引き込まれている様子のヘブン。そんな夫婦の姿を遠くから蛇と蛙が眺めている。蛇と蛙はカメラの方を振り向くと「蛇です」「蛙です」「2匹合わせて蛇と蛙です」と自己紹介。なんと本作でナレーションを担当するのは、蛇(渡辺江里子/阿佐ヶ谷姉妹)と蛙(木村美穂/阿佐ヶ谷姉妹)。
怪談を語り終えたトキが自分には教養がないと落ち込んでしまうと、彼女を“ママさん”と呼ぶヘブンは、彼女の両肩にそっと手を置き「世界で一番のママさんです」と優しく励ます。そしてヘブンがトキにキスをしようとすると、遠くから眺めていた蛇と蛙は慌てた口調で「やだ、ちょっと…朝よ!?」「夜だけど…うん、夜だけど朝なのよ!」とメタ的なセリフも聞かせる。第1回放送中からSNS上には“阿佐ヶ谷姉妹”がトレンド入りし「朝からみそ汁吹いた」「蛙と蛇いい仕事していきそう」などの声も寄せられていた。
さらに第1回で視聴者の注目を集めたのは主題歌とオープニング。26日に最終回を迎えた『あんぱん』のオープニングは、RADWIMPSによる主題歌「賜物」にのせて、主演を務めた今田美桜が疾走する姿をVFXで表現。パワフルな楽曲とスタイリッシュな映像が相乗効果を生み、従来の朝ドラと一線を画すオープニングとなった。
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■「トラウマレベルの衝撃」も ブラックジョークに朝からドキッ
トキの幼少期に焦点が当てられた第1週には、小学生のトキを演じる子役の福地美晴をはじめ、父・松野司之介を演じる岡部たかしと母・フミ役の池脇千鶴、祖父・勘右衛門役の小日向文世、松野家の親戚役で堤真一、北川景子が登場。
明治時代に入り、貧乏生活に突入するも武士の誇りが捨てられず働けない司之介。そんな彼は一念発起し、知人の勧めでウサギを繁殖させて高値で売るという商売を始める。しかし程なくして商売は失敗。司之介は多額の借金を背負うことになる…。学校を辞めて自分も働くことになると知ったトキはショックで昏倒。失意の中、帰宅したトキは夕食に出された“しめこ汁”に口をつける。トキは「おいしい」とつぶやくものの、“しめこ”の正体が育てていたウサギと判明。ふすまの向こうに空っぽになった飼育ケースを見つけて衝撃を受けるトキの姿や、勘右衛門が思わず「ウサ右衛門!」と声を上げる様子がコミカルに描かれた。貧乏暮らしな上に借金まで抱え、さらに一緒に暮らしていたウサギまで食べることになったトキには「子どもにとってはトラウマレベルの衝撃」「残酷さをおかしみに変換してみせる各シーンがほんと秀逸」「意外とブラックジョーク系朝ドラなのかもしれないw」などの声が寄せられていた。
■朝ドラヒロイン「史上初」? “大人トキ”初回にもびっくり
そして第1週のラストを飾る第5話で、ついに高石演じるトキが登場。序盤では、仕事を終えて帰宅したトキと司之介が、身体の疲れをアピールし互いに張り合ってみせる。そんな中、トキが内職中のフミに食べさせようと持って帰ってきたカステラを、司之介が横取りしようと「わしにもよこせ!」と急接近。これにトキが反応し、身体を張って止めると司之介との揉み合いに発展。挙句、なぜかトキが司之介をジャイアントスイングのような体勢で抱えて振り回す姿が穏やかな劇伴と共に描かれた。
粗末な日本家屋の中で、着物姿のヒロインがマゲを結っている父親をジャイアントスイング的な技でぶん回すというシュールな光景が映し出されると「父親にジャイアントスイングかます朝ドラヒロインは史上初じゃないか」「斬新だよ(笑)」「爆笑した すごいな」といったリアクションが相次いだ。
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引用:『ばけばけ』公式インスタグラム(@asadora_bk_nhk)