自民党の高市早苗総裁が10日、公明党の斉藤鉄夫代表との会談後、記者団に発言した要旨は次の通り。
本日の党首会談は、公明党が地方の声を聞いた結果について話をするということで開催した。斉藤氏から示された懸念で確認、調整が必要な点については、真摯(しんし)に速やかに対応すべく、党内で作業を進めていた。
しかし、政治資金規正法改正の公明案について、この場で賛否を示すよう求められた。党内手続きが必要で、持ち帰って協議したいと返事した。来週もう一度協議を開きたいという旨だ。
先方からは「具体的な回答ではない」として、一方的に連立政権からの離脱を伝えられた。これまで26年間、野党時代も含め協力し合ってきた関係で、大変残念だ。
―高市総裁になったことで連立破棄が伝えられたのでは。
私からも「総裁が私でなかったら連立離脱はないのか」と聞いた。「今回の総裁選で誰が選ばれても同じだ」という話だった。
―臨時国会の首相指名選挙へ他党にどう働き掛けるか。
召集日まで一生懸命、できる限りのことはしていきたい。