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あなたは妊娠中、夫の無神経な発言にイライラしたり、「つわりのつらさを夫がわかってくれない」「夫が何もサポートをしてくれない」と思ったりしませんでしたか?
女性は察するのが得意なので、自分自身もつらいときに気を遣ってほしいものなんですよね。しかし、サポートはしたいけど、何をすればいいのかよくわからない男性もたくさんいます。
この溝を埋めることが夫婦円満の秘訣! 次の妊娠や、周囲のママのために、妊娠中も夫と仲良く過ごす方法を知っておきませんか? 以下から3つ、その方法をご紹介します。
■1:夫と赤ちゃんの触れ合いの機会を作る
「頭では赤ちゃんの存在をわかっているんだけど、いまいち実感がわかない……」という男性は多いです。
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そもそも、物事を認識するには五感の刺激が近道と言われています。そのため、一緒に検診に行く(視覚&聴覚の刺激)、お腹を触って胎動を感じてもらう(触覚&聴覚の刺激)など、五感を使った赤ちゃんとの触れ合いの機会を増やしてみましょう。
もちろん、他の方法でもOK。夫の赤ちゃんに対する意識度が上がるように行動してみてください。すると、夫の気遣いが変わりますよ!
■2:父性が芽生える時期は遅いと思っておく
大分県立看護科学大学・田中美樹氏らの「”父親になった”という父性の自覚に関する研究」によると、夫が父親として自覚をもった時期は「子どもを初めて見たとき」32.9%、「初めて抱っこしたとき」30.0%。
「妊娠がわかったとき」と答えたのは、たったの5.7%だったそうです。一方、女性は妊娠がわかったときから母性としての自覚が芽生えます。また、自分の体内で赤ちゃんが育っていく過程を感じることもできます。
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男性と女性は大きく違います。よって父性と母性の自覚のタイミングは、異なるということを認識しましょう。このように思うだけでもイライラ軽減になりますよ。
■3:女性の体調に関する情報共有をする
妊娠中は、女性にしかわからない体調の変化がたくさんあります。しかも、その変化は十人十色! いくら男性が本やインターネットで情報収集をしても、実際とは異なります。
そのため、自分の体調や心境を客観的に夫に伝えてみましょう。例えば、「妊娠中の女性は○○のせいで××するものなの。だから私も●●しているの」など。感情を爆発させるのはその後で……。
何でも理由がわかれば、納得できます。すると、夫の態度も少しずつ変わっていきますよ。
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妊娠中のストレスは赤ちゃんの成長のためにも、なるべく避けたいものです。「うちの夫は何もしない!」とぼやく前に、夫にサポートしてもらうための努力をしてみませんか?
ちなみに、筆者の住むシンガポールでは、カップル同伴で産婦人科を受診するのは当たり前。また、出産に向けた準備クラスも母親学級より両親学級と呼ばれ、カップル同伴のクラスが一般的です。
共働きが多いこの国では、夫のサポートなしで妊娠&出産を迎えるのは困難。そのため、「二人三脚で」という考え方が日本より強め。一例として、夫にシンガポールの話をするのもいいと思いますよ!
【参考】
※ 田中美樹ら(2012)『「父親になった」という父性の自覚に関する研究』 日本母性衛生学会
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