トヨタ、WEC参戦のTS050ハイブリッド3台目のドライバーを発表。国本&ラピエールが決定!

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2017年03月28日 17:01  AUTOSPORT web

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トヨタTS050ハイブリッドの9号車のドライバーとしてWEC挑戦が決まった国本雄資
TOYOTA GAZOO Racingは3月28日、WEC世界耐久選手権で第2戦スパと第3戦ル・マン24時間に参戦する、3台目のトヨタTS050ハイブリッドのドライバーを発表した。新たにステファン・サラザンのパートナーとして、国本雄資とニコラス・ラピエールが決まった。

 2016年のスーパーフォーミュラチャンピオンが、夢のル・マンに挑むことになった。2月の発表会の時点でトヨタはル・マン24時間の“3台目”のTS050ハイブリッドの投入を発表したが、その際はサラザンのみ決まっており、それ以外のドライバーはTBNとなっていた。

 そんななか、3台目にはさまざまなドライバーが噂されていたが、28日にトヨタから国本とラピエールの起用が正式に発表された。これで7号車が小林可夢偉/マイク・コンウェイ/ホセ-マリア・ロペス、8号車が中嶋一貴/セバスチャン・ブエミ/アンソニー・デイビッドソン、そして今回発表された9号車に国本雄資/ラピエール/サラザンと、全車に日本人ドライバーが乗り込むことになった。

「すでに発表しているサラザン選手と合わせ、力強い9号車のラインナップができたと思います。チームはラピエール選手を良く知っており、良い関係を継続して来ています。彼は、速さだけでなくル・マンでの好結果に何が必要かを知ったドライバーであり、即戦力でチームに貢献してくれると思います」と語るのは佐藤俊男TOYOTA GAZOO Racing代表。

「国本選手は昨年、全日本スーパーフォーミュラ選手権でチャンピオンを獲得し、速さと実績を示したドライバーです。WECテストにおいても安定的な速さで走ったばかりでなく、チームプレーにおいても素晴らしい内容でした」

「彼はWECの耐久レースに要求される条件にも十分適応できる選手だと確信しています」

 また、これまでスーパーGTやスーパーフォーミュラで活躍し、ついに“世界への扉”を開けることになった国本は「WECへの参戦は夢でした。いつかTOYOTA GAZOO Racingのドライバーとしてル・マン24時間に出場することを願っていたので、このチャンスを最大に活かしたいと思っています」と語った。

「TS050ハイブリッドを初めてテストした時はとても素晴らしく、心から楽しむことができました。LMP1カーでのレース、そしてヨーロッパでレースを戦うのは自分にとって新たな挑戦ですが、全力を尽くしたいと思います。そのためにチームやとても経験豊かで速い、ステファンとニコラスというふたりのチームメイトから積極的に学んでいきたいと思っています」
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