アンドレア・イアンノーネ 2017年MotoGP開幕戦カタールGPチーム・スズキ・エクスターのアンドレア・イアンノーネは、MotoGP開幕戦カタールGPで転倒を喫したが、2017年シーズン中の転倒はこれを“最初で最後”にしたいと語っている。
ロサイル・インターナショナル・サーキットでの開幕戦序盤、イアンノーネは先頭集団におり、数周にわたってレプソル・ホンダのマルク・マルケスと2番手のポジションを争っていた。
しかし前半の周回が終わるころ、イアンノーネは右コーナーの5コーナーで転倒してしまった。2016年もイアンノーネは転倒するミスをしており、開幕戦カタールGPで先頭集団からリタイアするのは2年連続となる。
イアンノーネは、予想していた速さを出していなかったマルケスとわずかに接触したことが転倒を招いたとしながらも、完走できなかったことへの言い訳にはならないことを認めた。
「僕はあらゆるリスクをコントロールしようとしたけど、マルケスがスピードを落とした時、不運にもミスを犯してしまった」とイアンノーネ。
「このコーナーで彼があんなにスピードを落としてくるとは思わなかったので前の周回でやったようにコーナーに入った」
「それで彼に当たって転倒したんだ」
「起こり得ることではあるけど、でも起こるべきではないことだ」
「今はブレーキに苦戦しているから、オーバーテイクは簡単ではないけど、これは言い訳にはならない」
「問題は僕がミスを犯したことだけど、こんな間違いをするべきじゃないんだ」
「今シーズン中、これが最初で最後であるよう願ってるよ」
スズキでのデビュー戦をフロントロウからのスタートで飾るなど、全体的に好調なレースウイークを過ごしたイアンノーネは、もし完走していれば表彰台を獲得できただろうと考えているようだ。
「表彰台獲得の良いチャンスがあったと思うよ」
「3位フィニッシュもありえたし、実現していたら素晴らしい成果になっていた。テストでは苦労したから、これほどポテンシャルがあるとは予想していなかったしね」
「残念だよ。フリー走行ではトップ集団に迫ってとてもうまく走行できていたからね」
「僕たちはとても競争力が高い状態でレースに臨んだということが、ポジティブな面だ」