DTM新代表ゲルハルト・ベルガー、スーパーGTとの協力に意欲。「“同じ船”に乗れるはず」

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2017年03月30日 12:51  AUTOSPORT web

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スーパーGTとの協力に意欲を示したゲルハルト・ベルガー
DTMドイツツーリングカー選手権を運営するITR e.Vの新代表に就任したゲルハルト・ベルガーは、シリーズに参戦するアウディ、BMW、メルセデスベンツの3社が自身が代表に着くことを望んだと語った。

 ベルガーは、長年に渡りITR e.Vの代表を務めてきた“DTMの父”こと、ハンス-ベルナー・アウフレヒトに代わり新代表へ就任。新規定を見据えて参戦台数が減少するなど、新たな局面を迎えたDTMの舵取りを行う。

 アウフレヒトはITR e.V代表と、メルセデス・ワークス・チームHWAのボスというふたつの役職を兼任してきたが、ベルガーはこの状況がシリーズに悪影響を与えることはなかったとコメントしている。

「ハンス-ベルナー・アウフレヒトは、とてもフェアな人だった」とベルガー。

「シリーズに関わるすべての人とバランスを取っていた。彼にとってDTMは大切な子どものような存在だったからね」

「彼はある種の“ゲーム”に興じることはなかったし、メルセデスが有利になるように動くこともなかった」

「そして、私もどこかひとつのメーカーに肩入れするつもりはない。それに、アウディ、BMW、メルセデスの3社とも、私が新代表に就くことを望んだんだ」

「だから、私が職務をこなしていく上で、3メーカーからは充分な協力を得られると信じている。それと同時に、私もどこかのメーカーを優先するつもりもない。ニュートラルな状態で対処していく」

 現時点で、DTMに大きな改革を行うつもりはないというベルガーだが、将来的にはスーパーGTを含め、同じようなコンセプトのGTカーレースと共闘していく意向を明かした。

「もちろんアイデアはある。しかし、今もっとも重要なのはシリーズへの理解を深めることだ。一定の水準まで理解を深めてから、プランを練り、実行に移す」

「他大陸のレースと同一規則で戦い、“同じ船”に乗ることは可能だと信じているよ」

■自身創立のFIAヨーロピアンF3もサポートする意向

 また、ベルガーはITRe.V代表に就任したことで、自身がシリーズ創設に携わったFIAヨーロピアンF3にプロモーターの立場から関与していくこととなる。

 なお、ヨーロピアンF3ではベルガーの前任者であるアルフレヒトと、彼の側近とも呼べるハンス-ユルゲン・アプトとウォルター・メルテスが重要職を務めている。

「今回はFIAシングル・シーター・コミッションの委員長としてではなく、シリーズプロモーターの立場からウォルターをサポートすることになる」

「具体的にどの面でサポートするかは答えられないが、ウォルターはここ数年、シリーズのために尽力してきた」

「そして、私はFIAにも親友が多い。具体的には(現FIAシングル・シーター・コミッション委員長の)ステファノ(・ドメニカリ)やFIA代表のジャン(・トッド)、そして(ドメニカリの側近である)フレデリック(・バートランド)といった面々だ」

「なんとかシリーズをサポートしたい。心からそう願っているよ」

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