危険な戦いごっこより安全な乗り物好きになってほしい!この考えは間違い?子どもの興味の広げ方とは

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2023年06月16日 12:40  ママスタセレクト

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子どもの興味関心があるものに対して「電車や車を好きになってほしい」「恐竜や昆虫が好きな子に育てたい」と親が介入したくなることはありませんか。なかには「これに興味を持たせると頭が良くなりそう」などといった世間のイメージに惹かれるママもいるでしょう。ママスタコミュニティにもあるママからこんなお悩みが寄せられました。紹介します。
『男の子、乗り物系を好きになってもらうにはどうしたらいい? 戦いごっこを好きになってほしくない。乗り物系を好きになってもらうには何歳から何をしたほうがいいとかある?』
息子さんが「戦いごっこ」を好む一方、投稿者さん自身は電車や飛行機などの「乗り物系」に興味を持ってほしいと願っているようです。もしかしたら投稿者さんは、戦いごっこにハマると良くない影響があるのではと危惧しているのかもしれません。他のママはどう答えたのでしょうか、寄せられた声を紹介します。

子どもは親の思い通りにならないもの


『思い通りにはいかないと思うよ』
『なんで子どもの興味や趣味を左右しようとするの? 所有物みたい』
『どうせなら昆虫とか恐竜とか宇宙とかそういう知的なものを好きになってほしいと思って誘導したけど、なかなか上手くはいかないよね』
こちらは「子どもは思い通りになんてならない」と答えてくれた先輩ママの声です。みなさん自分の経験から、親が全てを誘導して決めるのは難しいとアドバイスをしてくれているようですね。しかし「子どもが興味を持ったものをきっかけに子どもの世界を広げていくよう親はサポートしてあげられるはず」と経験談を語ってくれたママもいました。
『いろいろなものを経験させて、夢中になれるものを見つけるきっかけをあげたほうがいいと思うよ』
『方法ってないと思う。変に誘導するより、興味持ったものから広げていったほうが世界が広がると思うよ。上の子は戦隊モノ大好き。そこからカードやポケモンやドラクエ……と育っていった。弟は恐竜、昆虫、自転車やキックボード系、イラスト、楽器と育った。好きなことさせればいいと思う』
たしかに一口に戦いごっこが好きといっても、戦いのストーリーが好きなのか、戦う自分を空想するのが好きなのか、敵の怪獣が好きなのか、子どもの興味の方向はさまざまありそうですよね。子どもが何に一体興味があるのかを注意深く観察しておくと、そこから別のものへ広がっていくこともあるのではないでしょうか。

戦いごっこが好きな子が乱暴になるとは限らない



もし戦いごっこに悪いイメージがあるならば、それは誤解だと教えてくれた先輩ママたちもいます。
『息子の友達は戦隊ものが大好きだけど、優しくて口も悪くない。戦いごっこに興味がない子でも乱暴な子はいる』
『戦いごっこが乱暴な子になると思っている? 乗り物好きでも乱暴な子はいるし親の育て方が大きいよ。その子の好きなこと認めて伸ばしてあげるのがいいよ』
『乗り物系が好きな子は、与えられたわけじゃなく根っから乗り物系が好きって子しか知らない。戦い系が好きでも昔でいうチャンバラする子って周りにはいないよ』
テレビで戦いのシーンを見るのは好きでも、自分では戦いごっこはしないという子もいるようです。子どもが興味を持つことはママが認めて伸ばしてあげるのがいいとのこと。戦いを好むあまり乱暴な子どもになったらどうしよう、と心配する新米ママは安心してよさそうですね。

何を好きになっても付き合う親は一生懸命!


どうやら投稿者さんが「乗り物系を好きになってほしい」と願う背景には、息子さんの戦いごっこに付き合うのが辛いという理由もあるようです。
『わたしの体力がなくて、一人で静かに遊んでいてほしいんだよね。それは乗り物系かなと思って』
しかし「乗り物系」大好きな子どもを持つママたちからは、こんな反論も寄せられています。
『甘い。電車系は博物館に連れていったり、電車にとことん乗りに行きたがったり、おもちゃは組み立てたり片付けたりを付き合わされて地味に大変だよ』
『電車遊びに付き合わされるよ。おんなじことを何百回とさせられるよ』
『乗り物は大変だよ。戦いごっこの場合、ママはお姫様になれば戦わなくていいよ』
『静かになんて……。鉄道だろうが戦いだろうが虫探しだろうが延々と付き合わされるのは同じ。体力つけてがんばろう』
投稿者さんの想像とは異なり、乗り物系の子どもに付き合うのは骨が折れるそうです。実際に電車に乗りに行ったり、車両を見るため博物館に行ったりと、親の努力も必要なのかもしれません。親と子どもの興味が一致していればいいですが、興味のないものに付き合わされるママは大変かもしれませんね。

この先投稿者さんの息子さんが希望どおり「乗り物系」にハマるかどうかはわかりません。ただ乗り物に興味を持ってもらいたいのであれば、一緒に電車に乗って旅をしたり、博物館に行ってみたり、とことん子どもの興味に付き合う覚悟が必要なのではないでしょうか。それは乗り物系以外の遊びでも同じこと。子どもが親の思い通りにならない以上、子どもにさまざまな体験をさせる努力のほうが大切かもしれません。そして子どもの関心のある方向が見つかったら、さらに興味を広げるために親は全力で環境づくりをしてあげるのがよさそうです。

文・安藤永遠 編集・井伊テレ子 イラスト・水戸さゆこ

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  • 子供の体力と同じようにつきあうのが苦しいならそれを子供に本人に言ったら?思いやりもヒーローには必須。
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